どん底にいたわたしを救った上司の言葉。子どもの施設で心が折れそうだった時

顔を伏せて落ち込んでいる女性 子どもの福祉

仕事をしていれば誰にでも苦労することや大変なこともあると思います。

時には心が折れそうなショックな出来事も起こるかもしれません。

わたしは児童養護施設で6年間働いてきて、子どもたちや職員と関わる中で、大変なことや嬉しいことなどさまざまなことがありました。

その中で、心が折れそうになったことがわたしにもあります。そんな時にわたしの心を救ってくれた上司の言葉がありました。

今回はその時のことを話してみたいと思います^^

問題が多発していた時期

悩んでいる人形

施設で働いていた頃、子どもたちによる問題が多発していました。

今思えば、それに対応するわたしのやり方にも問題があり、問題を助長してしまっていたのかもしれないと思います。

周りの職員の目を気にするあまり、子どもが起こした問題よりもそれにどう対応するかで頭がいっぱいでした。

その時の子どもの気持ちや本当に求めていることに気付くことができず、子どもに対して正面から向き合うこともできていなかったなと思います。

とにかく、その都度何とか対応するばかりで、「問題が起きないでほしい」「無事に平和に過ぎてほしい」という気持ちばかりでした。

そのことで、子どもの様子をうかがって何とかなだめているような状態で、それが子どもにも伝わり、結局繰り返されていくばかりでした。

子どもが求めていたのは、形だけの対応でもなく、様子をうかがわれることでも、なだめられることでもなく、ちゃんと向き合ってほしかったんじゃないかなと思います。

ちゃんと向き合って、ちゃんとぶつかる。そうして、心の中にあるものを吐き出して、こちらも心からの言葉を伝える。

そうしたことが大切だったんだろうなと今になって思います。

わたしを救った上司の言葉

頭を抱えている女性

そんな時、大きな問題が起こりました。周りも巻き込んでしまい、わたしはどう対応すれば良いのか、今後どうしたら良いのか全く分からない状態でした。

子どもと大きく衝突し、鋭い言葉がわたしの心に突き刺さりました。わたしの心はズタズタになり、もうどうしていいかも分からず途方に暮れてしまいました。

その場から離れ、一人別室で絶望していた時、当時の上司がそのことを知り、こちらに来てくれました。

そして「あなたのことが必要」だと言って頭をぽんぽんとしてくれました。

記憶の限りではそれだけ言って、上司はおそらく相手の子どもに対応するためにそちらに向かったのだと思います。

すごく短い言葉でしたが、その言葉は今でも忘れません。

いつも問題が起こり、子どもとぶつかり、うまくいかず、それでも何とか頑張ってきましたが、それでもやっぱりうまくいかない。

(今、思えば子どもとの向き合い方からして間違っていたのですが^^;)

子どもにも求められていない、拒絶された時にもう頑張る気力を失ってしまいました。

そんな時「それでもあなたのことが必要なんだよ」と言ってくれて、ものすごく救われました。

何とか乗り切る

絆創膏を貼っているハート

その後、気持ちが不安定になっているわたしを上司は車で連れ出してくれました。

ただ黙って車を走させて、しばらくしてから「話したいことがあれば何でも言っていいよ」と言ってくれました。

当時のことをあまり覚えていませんが、わたしはその日の経緯や状況、そして今の気持ちをぽつりぽつりと話した気がします。

そうして施設に帰って来てから、今後どうにかできる気がしませんでしたが、少し子どもとの距離を取って働きながら、徐々に元に戻ることができました。

上司からの言葉とただ黙って話を聞いてくれたことで、わたしは心が折れることなく、何とか乗り切ることができました

子どもへのわたしの対応が根本的にずれていたのだと気付いたのは施設を辞めてからのことで、施設にいる間にはそこに気付くことができませんでした。

なので、その後も何かが根本的に解決したわけではなく、大変なことは起こりましたが、何とか仕事を続けることができました。

それは、あの日の上司の言葉と対応のおかげだなぁと思っています。

上司はわたしに熱く何かを語りかけるわけでも、多くを語るでもなく、少ない言葉でしたが、その言葉に込められた気持ちをわたしは受け取ったつもりでいます。

それまでも何年も一緒に働いてきていたので、その信頼もあったのだと思います。

結局、その数年後にわたしは施設を辞めてしまいましたが、今でもその上司には大変お世話になったと感謝しています。

経験を活かして未来に繋ぐ

空を背に咲くコスモス

誰かに必要としてもらえることってすごく嬉しいですよね。それだけで、あんなに力がもらえるのだということを知りました。

あの時、誰にも必要としてもらえなかったら、もしかした仕事を続けることはできなかったかもしれません。

今思うと「もっとちゃんと子どもと向き合うことができていたら…」「職員の目でなく、子どものことを一番に考えることができていたら…」という後悔はあります。

でも、時間を戻すことはできないし、過去をやり直すこともできません。

それでも、過去の失敗や間違い、後悔した出来事があったからこそ気付けたことがたくさんあります。

そういう経験があったからこそ、今の自分がここにあるんだなと感じています。

なので、いろんな経験とたくさんの学びをくれた子どもたちや支えてくれた上司にとても感謝しています。

わたしはそんな子どもたちから教えてもらった気付きや学びを、今やこれからに精一杯活かしていきたいと思っています。

「どんな風に生きていきたいのか?」という自分の生き方。

息子の子育てをする中で、息子とどう向き合っていきたいのか、どんな風に関わっていきたいのか。

そして、将来自分で作りたいと思っている、子どもたちも職員もみんなが心から笑える施設作り。

これまでの経験と学びが今のわたしの人生に深く影響していて、過去に感じたたくさんの思いが今に繋がっています。

この思いをこれから先も忘れないで、今度こそちゃんと子どもたちと向き合っていける存在になれるように、そして自分の目指す施設作りを実現していけるように頑張ります!

またこの思いを未来に繋いでいきたいと思います^^

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