子どもや職員にとっていい施設とは?みんなが心から笑える施設を作ろう!

笑って座っている子どもたちと女性 子どもの福祉

施設で働いている上でモヤモヤしたり、「どうしたらもっと施設はよくなるんだろう?」と悩んでいる人はいないでしょうか?

ここでは、「施設で暮らす子どもたちや働く職員にとって、いい施設とは何なのか?」ということを解説したいと思います。

わたしは児童養護施設で6年間働き、他の施設でも宿直のアルバイトをしたり、学童保育のボランティアをしてきました。

楽しいことや嬉しいこと、しんどいことや苦しいことも経験する中で、施設で働くやりがいと課題をたくさん目の当たりにして、いろんな気付きがありました。

そんな経験から、どんな施設が子どもたちや職員にとっていい施設なのか、どんな施設を目指せばいいのかが見えてきました!

今回は、こんな人にぜひ読んでもらいたい内容になっています。

こんな人におすすめ
  • 職員に長く働いてほしい施設
  • 子どもの満足度をあげたい施設
  • 施設をより良く変えたい人
  • 施設の目指す方向を模索している人
  • 子どものための施設を作りたい人

目指す施設の理想像が分かることによって、それを自分たちの施設でどう生かしていくか考えるたたき台にすることができます。

今すぐに実践できること、中期的・長期的な目標にするなど、段階的に取り組みながら、目指す施設に近付けていくことができます。

ぜひ最後まで読んでみてください!

いい施設の条件

ピンクの背景とチェックマーク

いい施設とはどんなところなのでしょうか?いい施設の条件は、職員が働きやすいこと子どもが安心して生活できることです。

では、それにはどんなことが必要なのでしょう?職員が働きやすいポイント、子どもが安心して生活できるポイントをそれぞれまとめました。


職員が働きやすいポイント
  • 勤務体制に負担が少ない
  • 職員間の人間関係が良好
  • フォロー体制が整っている
  • 意見が言いやすい
子どもが安心して生活できるポイント
  • 職員を信頼できる
  • 子ども同士のいい関係
  • 気持ちや意見が言える
  • 意見が反映される
  • 自分らしくいられる

こうしたポイントが実現できたなら、子どもたちにとって生活しやすく、職員が働きやすい場所になると思います。

なぜこの条件が必要?

Q&Aと書かれた画用紙

なぜ、こうした条件がいい施設ということになるのでしょうか?

それは、職員に負担が少ない働き方や、良好な人間関係、主体的な仕事への参加によるやりがいがなければ、仕事が長く続かないからです。

職員が1年以内もしくは2〜3年くらいで常に入れ替わる施設では、職員のメンバーが安定しません。

それは、職員間のチームワークや仕事へのモチベーションにも関わってきます。そして、その職員の入れ替わりの激しさは子どもたちにも大きく影響します。

安心して頼ることのできる職員ができなかったり、信頼していた職員がいなくなってしまうことで子どもたちは寂しさや悲しさ、不安を感じます。

それだけでなく、他の職員に対しても「どうせ辞めていくんでしょ」と期待することを諦めてしまう場合もあります。

また辞めちゃうの?

できるだけ、信頼できる職員が複数人いて、長くそばに居続けられると子どもたちの心も安定しやすくなります。

そうした信頼した関係の中では、言いたいことが言えたり、甘えたい時に甘えられたり、自分らしくいることができます。

条件の実現のためには?

数字と階段状に積み上げられた積み木

では、この条件を実現するためにはどうしたらいいのでしょうか?

ひとつずつ、具体的に見ていきましょう!

職員の働きやすさ

笑ってご飯をよそう親子

まずは職員についてです。働きやすさには、勤務体制や職員関係、フォロー体制、チームワークなどがあります。

勤務体制

勤務体制は、一人による勤務時間が長く、休憩時間や定時というものが守られにくい現状にあります。

それを職員数を増やしたり、アルバイトやボランティアの人の力も借りながら、必要な人員を確保することが必要です。

その上で、一人ひとりに無理な労働を強いることなく、ちゃんと休憩を取ったり、時間通りに家に帰ってしっかり休息してリフレッシュすることが大事です。

職員関係

職員との人間関係が負担になるということがよくあります。どこで働いても人間関係はついて回るものですが、だからこそ重要なのです。

仕事の内容が大変でも、一緒に働く仲間との関係が良好であれば楽しく働いたり、乗り越えることもできます。

お互いに協力して、助け合える、この関係をそれぞれに築いていけることが、職員が働き続けられるかどうかに大きく影響します。

いい施設にしようと思ったら、チームワークを良くする、みんなで職員の資質の向上を目指すことが大事です。

フォロー体制

子どもたちは職員を試したり、困らせるようなことをしたり、いろんな行動をしてきます。

その上で、子どもたちと関わる経験の少ない職員ほどどうしていいのか分からなくなってしまいます。

そうした時に、すぐにまたはその後にでもフォローできる体制があると働く職員も安心できます。

気軽に相談ができること、また聞く側も決めつけたり否定したりせずに、職員の考え方を広げられるよう、必要なアドバイスやサポートができるといいですね。

チームワーク

職員関係がよく、ちゃんと話を聞いてくれるチームの中で働けると、自分の気持ちや意見が言いやすくなります。

たくさんの人が意見を言えるということは、それだけチームの中に壁がないということです。

そして、年齢や勤務年数、立場に関わらずいろんな視点からの意見が集まるほど、より選択肢が増えます。

思ってもみなかったアイデアが出たり、いいアドバイスをもらえたり、今ある決まった考えにとらわれずに、多様な考え方ができるようになります。

また、立場など関係なくいろんな意見を取り入れることで主体的に仕事に関われている、必要なチームの一員なんだと感じやすくなります。

その結果、職員がいきいき働けることに繋がり、職員・子ども・施設全体の風通しが良くなり、雰囲気も良くなります。

子どもが安心して生活できる

寝転がって頬杖をついて笑う女の子

次に子どもに関する部分を見ていきましょう!子どもは施設を運営する上で一番大切な存在です。

子どもあってこその施設であり、子どもたちにとって心地よく、安心できる場所でなければ意味がありません。

職員との信頼関係

子どもたちはそれぞれに事情があって親元を離れ、家庭でなく施設に暮らしています。

自ら家を出たいと思う子もいますが、出ざるを得ない状況であることには変わらず、家にいたかったけれど、いられない状況になった子もいます。

それぞれが複雑な事情と心境を抱えながら施設で生活しています。

そんな子どもたちにとって、職員は毎日そばにいて、「いってらっしゃい」と見送って「おかえり」と迎えてくれる大きな存在です。

その密接に関わる相手だからこそ、信頼関係を築くことが大切です。

職員は「子どものことを一番に考える」意識を持って、「誰のための施設なのか?」「職員の役割は何か?」を忘れずに、子どもたちの言葉に耳を傾ける姿勢を持って関わりましょう^^

そうすることによって、子どもが職員を信頼できたなら、施設での暮らしも子どもたちにとって安心できるものになると思います。

子ども同士のいい関係

子ども同士でも、仲がいい、仲が悪いというものはあって、それは合う・合わないもあるので仕方ありません。

でも、そういうものを超えた上下関係ができてしまわないように気をつけなければいけません。上下関係は、暴力や支配に繋がってしまいます。

反対に子ども同士でいい関係が築けたなら、同じ施設で暮らしている仲間として一緒に楽しんだり、悩みを話せたり、助け合ったりすることができます。

気持ちや意見が言える

職員との信頼関係ができていると、子どもたちは自分の気持ちや意見を言いやすくなります。

いいことばかりではなく、困っていることや悩んでいること、辛いこと、こうしてほしいと思っていることなど、ちゃんと聞いてくれると思った相手だからこそ、話すことができます。

子どもの意見が反映される

子どもの気持ちや意見はちゃんと聞くことに大きな意味がありますが、それを反映させることも大事です。

子どもから意見が出たことを、職員間でしっかり検討して、できるだけ子どもたちの納得のいく形にすることが必要です。

難しい場合は、その明確な理由を伝える必要があります。「ルールだから」という決まり文句では納得できません。

または、代替案を考えたり、時間がかかっても何とか実現できるように工夫したり。

検討して実現するためには、時間や労力もかかりますが、そこを大切にしてこそ、子どもたちの暮らしやすさや満足度は向上します。

自分らしく過ごせる

施設とは言えど、そこは子どもたちにとって生活の場です。安心してリラックスして過ごせる空間であることが大事です。

他の子どもとの集団生活になったり、親ではない職員との生活になりますが、プライバシーを守り、言いたいことを言えるよう、そして子どもが子どもらしくいられる場所にしたいですね。

高齢児に関しては、個室などプライベートな空間も確保して、それぞれが自分らしく過ごせることで、そこは子どもたちにとって自分の居場所になるのではないかと思います^^

まとめ

まとめと書かれた文字と画用紙と色鉛筆

いい施設を作るには、そこで働く職員とそこで暮らす子どもたちにとって、満足度の高いものにすることが大事です。

職員が働きやすく、子どもたちが安心して生活できる場所にすることですね。そのポイントは以下のものになります。


職員が働きやすいポイント
  • 勤務体制に負担が少ない
  • 職員間の人間関係が良好
  • フォロー体制が整っている
  • 意見が言いやすい
子どもが安心して生活できるポイント
  • 職員を信頼できる
  • 子ども同士のいい関係
  • 気持ちや意見が言える
  • 意見が反映される
  • 自分らしくいられる

職員や子どもたちそれぞれの満足度が高まるように、こうした環境を整えることは決して簡単なことではないと思います。

特に、すでに運営されている施設を変えていくには時間と労力、職員や子どもたちみんなの協力、そしてそれを引っ張っていくリーダーの存在が不可欠です。

とても大変なことですが、子どもたちが本当に安心して生活できる施設で、職員がいきいき働ける場所ってすごくすてきだと思いませんか?

むしろ、子どもたちのための施設なのだから、そうでなくてはいけないと思っています。

そして、わたしはそんな施設を作りたいなと思っています!

今すぐにはまだ難しいですが、いろいろな方法を模索しながら今後、子どもたちが心から笑って暮らせるグループホーム作りを実現できるために頑張ります!

最後に、施設をより良くしようと奮闘している全国の施設の職員さんや施設長さんへ。

子どもたちや職員にとって、「本当に必要なことは何か?」を考えながら、みんなが心から笑える施設を一緒に作っていきましょう^^!!

みんなでそんな施設を増やしていこう!

おー!!

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

タイトルとURLをコピーしました