食費がついつい多くなってしまうことはないでしょうか?スーパーには野菜やお肉、乳製品、パン…必要なものに加えてお菓子や果物、スイーツやジュース、お酒などおいしいものがいっぱいありますよね。
そのため、ついつい買ってしまって食費がかさんでしまうといった経験は誰にでもあると思います。かといって、嗜好品はすべて我慢しなければいけないわけではありません。
食べたいものは食べつつも予算を決めることが大事です。必要なものとほしいもののバランスを考えて、予算内で工夫するという考え方について話していきたいとも思います。
多くなってしまう食費

月々のやりくりをする中で、大きな出費はなんでしょうか?家賃、保険、携帯代、食費などでしょうか。
保険や携帯代は見直すことで下げることができます。無理をして下げるのではなく、必要なものにすること、安いプランにすることで無理なくお得にできるのです。
家賃は家を建てたり買ってしまう前なら、今の生活にあったもの、無理なく捻出できる範囲の家賃の賃貸を借りるといいでしょう。
そして食費です。食費は一人暮らし、夫婦、子どものいる家族など人数や家族構成によって変わってくると思います。
人数が多くなればそれだけ、食費も増えていくのでやりくりが大変になると思いますが、必要なものだけでなく、甘いものやおつまみ、ジュースやお酒などの嗜好品もほしくなってしまいますよね。
特別、豪華な食事にしたり、無駄使いをしているわけでなくても、足りなくなったものを買い足すたびにほしいものも買っていると、想定していた食費の金額よりも多くなってしまうことがほとんどだと思います。
予算を決めよう

とはいえ、あまり食費を切り詰めて生活するのも味気なくなってしまいます。食べることは生きるためだけでなく、楽しむものでもあるからです。
毎日の食事に必要なものだけでなく、お菓子やお酒など家族それぞれの楽しみも経済状態にもよりますが、許容できる範囲なら予算に入れていいと思います。ただ、それをほしいだけ買ってしまうとキリがありません。
収入から、毎月必ず必要な家賃や水光熱費、教育費、大体の日用品代、貯蓄に回すお金などを差し引いて、食費にいくらかけることができるのか、どのくらいで収まりそうか、どのくらいに収めたいか、このバランスを考えてみましょう。
予算を決めたら絶対にそれ以上買ってはいけないというよりも、最初に決める予算というのは想定でしかないので、思ったよりも足りない、もしくは余るなどの誤差が出てきます。
まずは、目標の予算を決めて数ヶ月試してみるといいと思います。予算を意識しながらやってみて、その想定がどのくらい現実と離れているのか、または大体想定通りなのかを知ることが大事です。
予算内で工夫をする

そして、大体このくらいの金額があれば月々の食費は足りるということが分かると、今度は予算内で工夫することです。
買い出しをして、食品を消費していくとよく使うため足りないものが出てきます。卵や牛乳、お肉や魚、野菜…特に卵や牛乳など家庭にもよりますが、よく使う家庭が多いのではないでしょうか?
この時に、「なくなったら買い足すもの」と「なくなっても買い足さないもの」に分けることが必要です。
よく使うもの、常にストックが必要なものが残り少なくなったとき、買い出しに出かけますよね。そのときに、他にも少なくなったものや安売りしているもの、好きなものが目に入ると買ってしまっていないでしょうか?
経済的に余裕のある人、ほしいものをほしいだけ買える、または買う主義である人はそれでもいいのだと思います。
しかし、一般の家庭の人、特に子どもがいたり家庭を持ったりしていると、住宅ローンや保険、教育費、生活費、老後資金など多額のお金がかかるのである程度は出費をコントロールしなければいけないはずです。
そこで必要なのが、買い足すものと買い足さないものルールです。野菜やお肉、魚、乳製品、果物…何が常に家の中になくてはならないかは家族構成や生活スタイル、考え方などによって異なるため、人それぞれです。
買いものをするとき、いつも買っているものの中に「あったら嬉しいけどなくてもいいもの」があるはずです。そういう嗜好品や常になくてもいいものを買える金額を決めたら、今月はそれ以上は買い足さない、と決めておく。
この決めておくことが大事です。こういうルールを何も決めていないと、スーパーに入って順番に回っていき、目につくものの中からほしいものを探してしまいます。
そして、「これは安いから買おう」「これはおいしそうだから買ってみよう」「これも残り少ないから買っておこう」とついつい増えていき、買い物かごがパンパンになってしまいます。
買い物に行く前には、家の冷蔵庫や食品のストック棚をチェックして、必要なものを買いに行く。当たり前のことのようですが、これがポイントです。
「これもこれも買っておこう」ではなく、「これを買いに来たからこれを買う」にするのです。その際に、今月はもう買い足さないと決めているご褒美の品の誘惑に、「今回だけ…」と負けないようにしましょうね(笑)
そうすることで、ほしいものをほしいだけ買う、ストックが少なくなったら何でも買い足す習慣が、月の予算内で工夫する習慣に変わります。
食材がなくなってから今月はもう野菜がない、お肉がない、魚がないとなるのではなく、予算内で買い物をしたら今月はこの今あるものの中でやりくりするのです。
今、あるものをあるだけ使うのではなく、「これは2週間くらいで食べよう」とか、「これは1ヶ月で食べよう」など大体決めておくと楽です。
これもしばらくやってみないと分からないので、やっていく間に自分や自分の家庭で食べるペースが分かっていくと思うので、それを探していきましょう。
予算を決めて家計をコントロール

食費だけでなく、美容にかけるお金や服を買ったりオシャレに使うお金、遊びに使うお金、交通費など、月々の出費にはいろんなジャンルのものがありますが、それぞれに大体の予算設定をしてみましょう。
予算設定が何もないのとあるのとではお金を使うときの意識が変わってくるはずです。人間、楽しくなるもの、好きなものにはどんどん時間や労力、お金をかけてしまいます。
でも、それによって大事なお金や必要なお金までがなくなってしまったり、生活が苦しくなったりするのは避けたいですよね。
「楽しい今」だけじゃなく、楽しく生きていける未来のために今の行動を考えていかなければなりません。今は過去の積み重ね、未来は今の積み重ねですべて繋がっているからです。
時間やお金をどう使うのか、自分で選択してコントロールすることで、時間やお金を捻出することができます。
逆にいうと、それらが自分でコントロールできないと、いつも時間がない、お金が足りないということになってしまう可能性があります。
他でもない自分の人生です。自分の意思で時間やお金の使い方、どんな道を歩むのかを選択して、今の楽しみも大事にしながら目指す方向に進んでいけるように舵をきっていきたいですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました^^ また次回もぜひ読んでもらえると嬉しいです♪
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