子どもへの性教育って何をどう伝えたらいいの?<幼児期>

紙に字を書いている女の子 教育

幼児期は1歳〜小学校入学までの間です。幼児期は子どもも小さく、スキンシップも多いため、子どもとたくさん関わると思います。

その時に、性教育の観点から親側に注意が必要です。また、いろんな性に関する疑問や質問が飛び出してきた時、どう答えて、何を伝えていけばいいのでしょうか?

プライベートパーツ

指しゃぶりをしている小さな女の子

まず、子どもに教えたいものとして、プライベートパーツがあります。人のプライベートパーツを勝手に触ったり、自分のプライベートパーツも人に触らせないいということを教えます。

<プライベートパーツとは?>

  • おしり
  • 性器

このプライベートパーツは、親であっても勝手に触ったり、触らせたり、見たり、見せたりしてはいけません。一緒に入浴していたり、体を洗ってあげるのに必要な部分は仕方がないですが、コミュニケーションとしてプライベートパーツをふざけて触るのはよくありません。

「まだこんなに年齢が小さくてもだめなの?」と思うかもしれませんが、親がコミュニケーションのつもりでやっていても子どもが嫌な場合もあります。また、親がコミュニケーションのつもりでやっていることで、子どももそれをコミュニケーションとして人にしていいことなんだと思ってしまう恐れがあります。

スカートめくりをしたり、カンチョーをしたり、ズボンをずらされたり…された方は嫌だと感じていても、した方はそれほど嫌がることだとわかっていない場合があります。そのために、勝手に人のプライベートパーツを触ったり、触らせたり、見たり、見せたりすることはダメなことだと小さいうちから親が家庭の中で、生活を通して教えてあげることが大切です。

相手に触れること

赤ちゃんの手に触れる大人の手

親しみを込めて相手に触れたり、スキンシップをとったりすることは、親子間や子ども同士、保育園の先生などと日常ですると思います。

その時に、どういうものを心地よく感じるか、嫌だと感じるかを子どもと一緒に考えてみましょう。例えば…

<心地いい>

  • 手を繋ぐ
  • ハイタッチをする
  • 体を抱きしめる

<嫌な気持ちになる>

  • 相手の嫌がる部分を触る、触らせる
  • 叩いたり、蹴ったり相手を攻撃する

どんな時に嬉しかったり、楽しいと感じるか、または悲しかったり、嫌だと感じるかを絵本を通してや、実際の子ども同士のケンカ、家庭でのやりとりの中で具体的に話してみるといいと思います。

何がよくて何がダメなのかを整理することは、子どもが自分自身を守ことと、他の人を守ることにも繋がります。

「NO」と言っていいことを教える

マイクの前で大きな声を出している男の子

そうした、自分や人の体の大事なところ(プライベートパーツ)を知り、自分以外の人に勝手に触らせたり触ったり、見せたりみたりしないことを学んだあとは、嫌だと思ったことは「NO」と言っていいことを教えましょう。

プライベートパーツに限らず、手を繋ぐことや体を抱きしめることも相手によっては嫌だと感じることもあります。それほど親しくなかったり、スキンシップが苦手でその行為自体が子どもにとって心地よくない場合もあります。

そういった時に、「いやだ」「やめて」と言っていいことを伝えることが大事です。「そんなの当たり前じゃないの?」と思うかもしれませんが、それが親であったり先生であったり子ども同士であっても、言えずに我慢してしまう子どもたちもいます。

相手との関係の中で「拒否」をしにくかたり、相手に嫌われたりするのが怖くて言えないこともあると思います。でも、「いやなことは言っていい」と繰り返し教えてあげることで、子ども自身が「言っていいんだ」ということを学んでいきます。

この力は、今後子ども自身が性被害に遭うことを回避することにとても必要なものになります。

子どもが疑問を持つことを肯定する

小さな女の子を抱っこしながら花を見る女性

子どもが「何でお父さんにはおっぱいがないの?」と言ったり、「赤ちゃんはどこから生まれてくるの?」といった疑問を持って質問されたとき、ちゃんと答えることができるでしょうか?

うまく説明できないことや、聞かないでほしいこと、忙しいことを理由に「子どもは知らなくていいの!」と言ってしまったり、「忙しいからあとで!」と言ってそのままにしてしまったり、「何でかなぁ?」と疑問で終わらせたりしてしまっていないでしょうか?

どう説明したらいいのか分からないことはたくさんありますよね。でも、子どもが疑問を持つこと、質問をすることはとても大事です。まずは、その疑問を持ったことや質問をしたことを、「いい質問だね」「よくそこに気付いたね」と肯定してあげることが大切です。

そして、いろんなことに興味を持つこと、考えること、聞くことを否定したり、あやふやにしないで答えてあげることで、子どもは「疑問に答えてもらえた」=「自分の欲求を満たされた」と感じます。この積み重ねが何にでも興味を持って知りたがる好奇心を育てるのだと思います。

この好奇心をのびのびと育てることは、子どもの興味や関心を広げ、子どもの世界を広げることになります。そして、こも「知る」ことは将来子どものなりたいものの選択肢を増やすことに繋がります。

なぜ「知る」ことが大事なのか、子どもの将来の選択肢を増やすためにはどうしたらいいのかはこちらの記事を読んでみてください^^

子どもの「何で?」には答えられる準備をしておく

カラフルなたくさんの本が置かれた本棚

そして、子どもの性に関する「なんで?」の質問がきたときに焦らないように、どう伝えようか準備をしておきましょう。何をどう伝えるのか難しく感じる人もいるかもしれません。

ポイントは事実を話すことです。年齢によってどこまで事実を話すのかは異なりますが、あくまで事実を分かりやすく教えてあげましょう。

「赤ちゃんはどこから生まれてくるの?」という質問に対して「おへそから」や「おしりから」など事実とは違うことを教えるのではなく、「赤ちゃんが生まれてくる穴があるんだよ」と教えます。

また、「いつでも何にでも答えられる!」という状態にするのは難しいですよね。そんなときは「いいところに気づいたね!」と肯定した上で「調べておくね」と伝えましょう。そして、どう伝えることがいいかを夫婦で話し合ったり調べたりして答えを準備してあげましょう。

大事なことは「調べておく」と言ったら約束を守ること。約束しておいて守らないということはしてはいけません。約束を守らないことは子どもの期待を裏切ります。

また、親は子どもに約束を守ることを教えているのに親が破って平然としていると子どもは「何で?」と不信感を覚えます。それでも、子どもは年齢が小さいうちは特に親の存在が大きく、そう思っても口に出すことができず、言葉を飲み込んでしまいます。

ささいなことのようですが、「お互いに約束をきちんと守る」ことは信頼や安心に繋がり、その積み重ねは年齢が上がっていくにつれて大事なことになっていきます。

何でも言える親子関係を作る

雪の中で寝転んでいる男の子と女性

保育園の中や親が見ていないところで起きた子ども同士のトラブルやいやなことなどを何でも言える親子関係を作っておくことは大事です。

「実はあのね…」と子どもが話してくれることで、子どもが困っていることを知ることができて、解決するためにできることを考えることができます。そのために大事なことが、

  • 親自身が子どもにいやなことをしないこと
  • 親にも「NO」と言えること
  • 親が約束を守ること
  • 子どもの話をちゃんと聞くこと
  • 子どもにとって心地いいスキンシップやコミュニケーションが取れていること

だと思います。親自身に「いやだ」と思うことをされていても言えなくて、親が聞いたことに答えてくれなかったり、してほしいことをしてくれないなどの状態になってしまうと、子どもにとって親は安心できる存在ではなくなってしまいます。

子どもの言葉を遮らずに、目を見てちゃんと聞くことや、子どもが心地いいと感じるスキンシップやコミュニケーションが取れていると子どもは安心します。

まずは、親が子どもにとっての心の安全基地になること。子どもは肯定されたり、愛情を注がれたりする中でのびのびと育っていきます。家庭の中は子どもにとって安心、安全で心と体を育てていくところなので、子どもにとって心地いい場所であることが大事です。

次回は、子どもの性教育<学童期>で小学生に向けた性教育について書いていきたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます^^ 次回もぜひ読んでもらえると嬉しいです♪

次回の記事はこちら▽

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