子どもに教えたい性教育。いつ、何をどこまで伝えればいいの?<思春期>

草原の中で肩を組んでいる男の子たちと女の子 教育

前回は、子どもに教えたい性教育の学童期編ということで、小学生の時期に教えたいこと、伝えたいことについて解説しました。

今回は、いよいよ思春期編です。思春期は特に性への関心や性との距離感が近くなるとき。大事なことだからこそ、何をどう伝えたらいいのでしょうか?

前回の記事はこちら▽

思春期

山と湖を前にたたずんでいる女の子

思春期は、子どもの心も体も成長したり大きく揺れ動く時期です。親への反抗期があったりして繊細な年頃なので、思春期になってから性の話をするのはハードルが高くなってしまいます。

だからこそ、幼児期から時間をかけて身近にある生活を通して性についての話をしていくことが大切です。幼児期、学童期に段階に分けて性についての話をしていき、その積み重ねが思春期の性教育へと繋がっていきます。

性への興味・関心

指を繋いでいる男女

思春期になると、異性を好きになって付き合ったり、より性への興味や関心が高まる時だと思います。実際に付き合った相手と性行為をするのもこの時期が多いかもしれません。

性への興味が高まっていますが、年頃になった子どもは親と性の話はしにくいと思います。

親も触れにくい話だと思いますが、実際に性との距離感が近くなる時期だからこそ、あやふやな知識で性行為に及んでしまう前に正しい知識を身につけたり、または考えて行動できるように性について向き合っておく必要があります。

性との距離

手を繋いでいる男女

アダルトサイトを見たり、友達にアダルトビデオを貸してもらったり、付き合った相手から教えてもらったり、いろんな性の情報が入ってくると思います。

異性を好きになって付き合うことができると、好きな人と手を繋ぎたい、抱きしめたい、キスをしたいと思うのも当たり前ですよね。

性に対する興味も高まっている時期なので性行為もしてみたいと思うことも自然なことだと思います。

親や教師、大人の目がない場所ではそれを止めるものもなく、相手の合意があればその衝動を止める理由もないと感じるかもしれません。

この時期は性との距離感がとても近く、マスターベーションをするようになるなど性がより生活の中で子どもと密接な関係になります。

マスターベーションについて

指に描かれている顔とハートマーク

マスターベーションは自分の性欲を自分でコントロールする行為です。自分の子どもにマスターベーションのことを教えるのは抵抗のある人が多いと思います。

ですが、マスターベーションを「ダメなこと」や「恥ずかしいこと」と禁止するのではなく、間違った方法で行わないように正しいやり方とマナーを教える必要があるます。

このときに絶対にマスターベーションをしたことを叱ったり、責めたりしてはいけません。教えたいことは以下のこと。

  • ひとりの空間ですること
  • 強い刺激を与えないこと

人に見せると人が嫌な気持ちになってしまうということ、自分のプライベートパーツだから自分だけの空間で行うということ。そして、床や壁、枕などに強く押し付けたり、硬いものを使ったりしてしないことです。

そういう方法で行ってしまうと、強い刺激でないと快感が得られなくなってしまいます。手でやさしくすることが大事です。年齢にもよるかもしれませんが、できるだけ同性の親から批判的にならず、必要なマナーとして伝えてあげてください。

避妊について

床に置かれた3色の薬

日本で一般的な避妊具はコンドームですが、コンドームの一番の目的は性感染症を予防することです。

付けるタイミングや付け方によって、避妊効果は下がってしまうので、ちゃんと装着したつもりでも妊娠してしまうケースが15%ほどあるそうです。

確実な避妊方法として、女性がピルを飲むというものがあります。ピルは…

  • 黄体ホルモンと卵胞ホルモンが含まれた飲み薬
  • 産婦人科で処方してもらう

こういったもので、21日間、忘れず同じタイミングで飲むことで99.9%の避妊効果があります。その理由は以下のようなのもの。

  • 次の排卵が抑えられる
  • 着床しにくくなる
  • 精子が子宮に入りにくくなる

金額は月に3000円ほどかかります。こうした知識も日本では常識として知っている人は、子どもだけでなく大人も少ないのではないでしょうか。

「コンドームを使っていれば安心!」ではないことをしっかりと知っておき、子どもにも伝えましょう!

性行為をする時期について

草原の中で女性をおんぶしている男性

子どもが知らないところで性行為をすることに不安を抱く親も多いと思います。でも、子どもの行動をすべて把握することも制限することもできません。また、することもよくありません。

心も体も大きく揺れ動いて成長する時期だからこそ、大切な話をした上で信じてそっと見守るというスタンスが大事なのではないでしょうか。

性行為をする時期について、いつならいいというのはそれぞれの考え方によります。「大人になってから」「子どもを育てられるようになってから」が望ましいのでしょうか?

そうさせようとすれば、子どもと性行為についてしっかり話し合って、子どもが納得する理由を話す必要があります。でも、実際にはそれは難しいかもしれません。

「いつまでダメ」と制限するよりも、性行為をすることがどういうことなのか、どんなリスクがあるのかについて正しく理解したり考えたりできることがまずは大切だと思います。

性行為は自分一人でするものではありません。相手がいることであり、自分のプライベートパーツを見せることになります。

一方的な気持ちで行うと、相手を深く傷つけてしまうことがあること、正しい避妊方法を取らないと赤ちゃんができてしまう行為であることをしっかり理解しなければいけません。

「やってみたかった」というような軽い気持ちで行為に及んでしまったとき、相手を深く傷つけたりトラウマにさせてしまうこともあります。

また、一般的な避妊具はコンドームですが、コンドームの避妊効果は確実ではありません。もしかすると妊娠してしまう可能性もあります。

そうなってしまうと、望まない妊娠によって、中絶手術をしなければならなかったり、学校を辞めて育てることが必要になることもあります。相手の人生と自分の人生を大きく変えてしまう可能性があるのです。

妊娠してしまったとき、本当に産むことができるのか、育てることができるのか、家族を養うことができるのか。

中絶手術をした場合、女性の体と心に深い傷をつけることになります。そういったことを真剣に考えられるようになることが、相手のことを考えることだと思います。

本当に好きな相手であれば、自分や自分の体と同じように相手の体や心も大切にしたいと思うはずです。感情や性欲に任せて性行為に及んでしまう前に、自分や相手の心や体、人生のことまで考えることができるのかが大切です。

このとき、親は説教くさくなるのではなく、同じ目線で話せるように意識したいですね。

実際に妊娠してしまった・させてしまったとなった時でなく、日常の中で、性を扱ったテレビやドラマ、赤ちゃんの話などが出たときや子どもから好きな人や彼氏、彼女ができたと話があった時など、話す小さなチャンスは身近なところに転がっているのだと思います。

難しい話題ではありますが、やはり性と生は繋がっているので、性教育と向き合うことは子どもが生活していく中で「生きること」や「生まれること」「いのち」について考える生教育にもなるのだと思います。

わたしも「性教育って大事そうやけど、何をどう話せばいいか分からん…」と思っていました。そこで家庭でできる性教育について、分かりやすく説明している「おうち性教育はじめます」という本を見つけ参考にしました。

親子で考えたい性のこと、親が知っておくべき性の知識や情報もたくさん載っているので、気になる人はぜひ読んでみてください。

望まない妊娠を避けるためだけではなく、性と生について親子で話せることは子どもが生きていく上で大切な価値観を育てることになると思います。

子どもが自分で考える力を付けるためにも、子どもと一緒に学んで考えていくという姿勢で子どもの成長を見守っていきましょう^^

最後まで読んでいただき、ありがとうございます^^また次回お会いしましょう♪

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