夫が若くして亡くなってしまったら。わが家はどうやって生きていく?

向かい合っている母と娘 生き方

前回は、家族やパートナーが亡くなったらどう生きていく?生きている今だからこそ、考えておこうということについて話してきました。

今回は、実際にわが家で夫が若くして亡くなってしまったらどう生きていくか、話し合った内容を紹介していきたいと思います。

前回の記事はこちら▽

本格的に農家を継ぐ?!

畑で働くトラクター

わが家の話をしたいと思います。ある日、いつもの愛犬の散歩を家族でしていたときのこと。夫が「もしも自分が死んでしまったら、〇〇(わたし)は何の仕事をする?」と聞いてきました。

何も考えてもなかったので、「生活するために働くとなると、近くのスーパーでパートとかするしかないんちゃうかなぁ…」と答えると、「農家はどう?」と言ってきました。

「え!それはないかな。笑」と最初は言っていましたが、考えれば考えるほどアリな気がしてきました。農家は夫がやっているからそれを手伝うのが好きで楽しいと思っていたので、「1人で本格的にやるのはちょっと…」と思っていました。

でも、外に働きに出ると当たり前ですが出勤時間、退勤時間があり、休みも固定されます。職場の人間関係やもらえるお給料の額なども考えなくてはいけません。それに、やっぱり「やりたい仕事か?」と聞かれるとそうだとは言えませんでした。

夫は、自分が死んでしまったあとにわたしたちがお金に困らないように、という思いと同時にわたしに「楽しく生きていってほしい」という思いをもってくれていました。

わたしが楽しんで農家の仕事を手伝っていることや、やったことのないことに挑戦することが好きなのも知っていたので、農家を本格的にやってみるのもいいんじゃないかと言ってくれたのです。

その話がなくても、お手伝いの範囲で軽トラに乗れるように、わたしはこの間、オートマの限定解除をしました。そして、今後もっといろんな作業が手伝えるように、大型特殊免許も取り、トラクターも乗れるようにしようと思っていました。

その延長線上で、どんどんわたしも手伝っていき、技術やノウハウを夫だけでなくわたしも習得していくことで農家を継ぐことも可能なんじゃないかと選択肢の一つになりました。

農家を継ぐメリット

2人で作業している農家

農家は、一から自分で始めるのにはとてつもなくお金がかかり、安定した収入を得られるようになるまで、時間がかかる仕事です。

どの作物を作るのか、どの作物が適しているのか、またその作り方、作物の状態や変化を判断できる知識や経験、そして高額な機材を揃える必要があります。畑の土地自体ももちろん安くはありません。

そういった初期投資をして、さらに成功や失敗を試行錯誤しながら積み重ねていかなくてはいけません。そうした経験を積んでいる期間も、最初のうちは思うように作物が育たなかったりするので収入も少なくなってしまいます。

なので、夫が義父の農家を継ぐことも、わたしが継ぐことになったとしても、人が作ってくれた土台があるということだけでも、スタートラインからして恵まれているのです。

すでに畑や機材が揃っていて、適している作物も分かっていて、義父が培ってきた何十年分の技術やノウハウを教えてもらえるのだから、ありがたいことだらけです。

そうでなければ、農家を短期間で成功させることは難しいのかもしれません。

農家という仕事の魅力

綺麗な空と広がる畑にあるトラクター

他にも農家をしてみてもいいかなと思ったのには、いくつか理由があります。

まずは、休みや時間の融通が効くこと。子どもがいることを考えて、子どもが突然体調を崩したときにも、外に勤めていると急な休みが取れなかったりするかもしれません。

でも、農家なら自分のところでやっているだけなので、家族に協力をしてもらうことで休んだり、時間を作ることができます。

急な予定や学校の行事に参加したり、子どもと一緒にいる時間もつくやすいのではと思ったことも大きな農家のメリットではないかなと思いました。

もちろん、農家として作物を作って収入を得ていくのは簡単なではないと思います。失敗や苦労もたくさんするかもしれません。

でも、これまでの人生でしたことのなかったことに挑戦したり、自分の手で何かを作り出せるということはわたしにとって惹かれるものでした。

淡々とやる作業も多いですが、ずっと同じことをやるのではなく、1年を通してそれぞれの作物の育つ状況に応じていろんな作業ができます。やることひとつひとつが自分の経験となって積み重なっていきます。

また、農家の仕事を手伝ってみて、青空の下で太陽や風を感じながら作業ができることの気持ち良さや、自分たちのペースで仕事ができることの魅力を感じていました。

なので、夫がもし若くして亡くなってしまったとき、仕事を選択する上でわたしが農家を続けていくことは、他にやりたい仕事がなければ外に働きに出ることよりもずっといいんじゃないかなと思っています。

もう一つの選択肢

車輪のついたおもちゃに乗る小さな男の子と女の子

もう一つの選択肢としては、地元に帰ることです。地元に帰る理由としては親や家族がいること、友達や元同僚の仲間がいたりすることです。

住む地域が離れていても連絡は取り合うことはできるし、会うことだってできます。でもやはり遠いとなかなか気軽に会うことはできません。

今の土地に嫁いできてから、友人に全然会えていないのでそれもいいかなとちょっぴり考えたり。そして、その場合はもともとやりたかった児童福祉の分野に戻ろうかなと思います。

これまでいくつかの児童養護施設に勤めた経験から、家庭で暮らすことのできない子どもたちの力になりたいという思いは今でも消えていません。

しかし、施設に勤めるとなると宿直があるので、子どもが小さいうちは難しいことと、今住んでいる地域には施設がなかったので諦めていました。

正社員やフルタイムでなく、日中勤務だけのパートとして働けるなら可能かなと思いますが、それで果たして生活費を十分稼ぐことはできるのかという問題はあります。

この家庭で暮らせない子どもたちのために力になりたいという思いは、このまま今住んでいる土地で農家を続けたとしても、里親という形で実現は可能なので、それも視野に入れて考えているところです。

今からできる準備(農業)

トラクターに乗る小さな男の子

夫は就農して2年ですが、義父から農業のノウハウや技術を教えてもらい、早く独り立ちできるように、毎日やった作業の記録を細かくつけています。

それを見れば、いつ何をどれだけどうしたらいいのか分かるようになっていて、文章だけでなく写真も付けたりして分かりやすくしています。

そうした目に見える記録を残しておくことで、夫自身も、わたしが本格的に農家を継ぐことになったときも大きく役立つはずです。

わたし自身は、大型特殊免許を取ってトラクターに乗れるようにしておくこと、実際にいろんな作業工程を義父や夫に教わりながら経験を積んでおくことです。

そして安全対策を徹底しておくこと。実は、トラクターなどによる事故は少なくなく、トラクターが転倒して体の一部を失ったり、命を落とすことも少なくないのです。

それでも、個人で農家をやっている周りの人たちの中では、ちゃんとシートベルトを付けたり、ヘルメットをかぶってやっている人はまず見かけません。

何かトラブルや事故があったときに大きなケガをしてしまったり、命に関わるようなことがあればその家族も困ることになります。

だからこそ、しっかりヘルメットを準備して装着したり、シートベルトを付けること、トラクターに接続するインプルメントにウィンカーを取り付けておくことなどが大事です。

インプルメントとは、トラクターの前や後ろに取り付ける作業機械のことです。トラクター自体にはウィンカーはついていますが、そのインプルメントを付けたまま走行すると、トラクターのウィンカーが見えなくなってしまうのです。

なので、本当はインプルメントを付けたまま公道を走ってはいけませんでした。でも、そのルールもなぁなぁになっていて、ウィンカーが見えなくてもみんなそのまま走行している状態でした。

今は、そのインプルメントにウィンカーを取り付けることで安全に走行することができるようになりました。安全を守るために決められている当たり前のことを、当たり前に守る。それは自分を守ることであり、家族を守ることでもあります。

次回は、主たる家計を支える人を亡くしてしまったとき、家のローンはどうなるのか、遺族がもらえるお金は何があるのかなど、お金に関する心配について話していきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました^^ また次回もぜひ読んでもらえると嬉しいです♪次回の記事はこちら▽

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

タイトルとURLをコピーしました