種をまいてどんな風に育っていくの?おいしい玉ねぎができるまで。

半分にカットされた玉ねぎ 農業

わたしの夫は農家をやっています。わたしも農家の嫁として、作物を育てるお手伝いをさせてもらって農業の面白さを感じています。こんな風に大きくなっていくんだなぁと興味深いです。

前回は、「農家の仕事ってどんなことをしているの?」ということについて紹介しました。今回は甘くておいしい玉ねぎができるまでの道のりを紹介したいと思います。

前回の記事はこちら▽

種をまく

手のひらにある土と芽

玉ねぎの種まきは2月中旬から始まります。玉ねぎの種ってなかなか見たことないのではないでしょうか?種まきは播種機という機械を使ってやります。この播種機は便利でこんなことが自動でできます。

播種機の仕事
  • 育苗ポットと呼ばれるプラスチックケースに土を入れる
  • その上に種を入れる
  • 種を潰す
  • 上から土を被せる
  • できた育苗ポットを重ねていく

この作業を全て自動でやってくれる優れものです!この工程を別記事で写真付きで詳しく紹介したかったのですが、今年はもう種まきが終わってしまって、写真も撮り忘れてしまったので、また来年に…。

ハウス管理

自然の中にあるビニールハウス

そして、土と種の入った育苗ポットをビニールハウスに並べていきます。並べたあとは水をやる機械で水をやります。

ビニールハウスは透明なビニールシートで覆われているので中に風が入らず暖かくなります。気温に合わせてハウス内の温度も上がってしまうので、玉ねぎの芽が育ちやすい温度に保ちます。

そのために、温度計をチェックしながら温度が上がりすぎたり下がりすぎたりした時に、ハウスの横のビニールを隙間を開けて風を入れることで温度を下げたり、隙間を閉めて温度を上げたり調節します。

また、水やりは生育段階によって一定のサイクルがあり、その段階に合わせて水をやります。

移植

きれいに整備された畑

4月の中旬から下旬に移植をします。ハウスの中で育てて大きくなった苗を移植機を使って畑に植え付けるのです。

移植の前には、畑に植え付けるために、ハウスでの水やりの回数を減らして育苗ポットの中の土を固くしています。

植え付けたときは細い苗だった玉ねぎがこの畑でどんどん大きくなり、みんなの知っているような玉ねぎになっていきます。

防除

畑に農薬を散布するスプレイヤー

その後は防除といって、除草剤や殺菌剤、殺虫剤などの農薬をまきます。玉ねぎは病気にかかりやすいため、週に1回防除をする必要があります。

スプレイヤーという機械を使って防除をします。これは、鳥が羽を広げるように長いアームが伸び、このアームについている無数の穴から薬剤をスプレーのように出して広範囲に噴射することができます。

うね分け

たくさん生えている玉ねぎの葉っぱ

玉ねぎが大きくなり、玉ねぎの上の葉っぱが青々としたものから枯れていったらうね分けをします。

葉っぱが枯れると、葉っぱがへにゃっと倒れます。うね分けは、ある一定の間隔で倒れた葉っぱを起こして道を作ります。これは、これから入るトラクターが通る道を作るためとトラクターのタイヤが葉っぱを踏まないためです。

根切り

根っこの生えた玉ねぎ

その後、玉ねぎを収穫する前に根切りといって玉ねぎの根っこを切ります。機械を使って土の中で根っこを切って収穫する準備をします。

収穫

畑の土から出た玉ねぎ

そして、いよいよ収穫します。ピッカーと呼ばれる機械を使って玉ねぎを拾っていきます。大きなコンテナにいっぱいになったら外し、次のコンテナに入れていきます。

収穫した玉ねぎはコンテナごと畑にしばらく置いておきますが、この時に雨が降っても玉ねぎが濡れないようにコンテナにひとつひとつテントをかけていきます。この作業を延々繰り返して、わが家はこの大きなコンテナ400個分くらい収穫します。

この収穫する時にいらない葉っぱも切れるハーベスターという機械もあります。この機能があると、このあとする選別の作業がめちゃ楽になります。わが家はこの機械は持っていないのですが、これはめちゃくちゃ便利そう。いいなぁ。笑

選別

芽が伸びている玉ねぎ

収穫した玉ねぎはタッパーと呼ばれる機械を使って選別します。タッパーは、玉ねぎの葉っぱを自動で切り、その後流れてくる玉ねぎを人の手で選別します。

切れていない葉っぱを切ったり、腐れがあるもの、小さすぎるものなどを人の目で見て分けていきます。この選別を始める前に収穫した玉ねぎはしばらく時間をおき、葉っぱをよく乾かします。

葉っぱがしっかり乾いていないと、機械で葉っぱが切れず、葉っぱを切る部分が詰まってしまいます。詰まってしまうと機械が止まり、葉っぱを取り除いてから再始動…ということを繰り返さなければならなくなります。

選別が始まると朝7時〜夕方17時頃まで毎日ひたすら選別をします。これで1日に30個分くらいのコンテナが出来上がるのですが、収穫したものはコンテナ400個分あるので果てしなく感じます^^;

それでも、徐々に終わりに近付いていき、ようやくすべての選別が終わると「やっと終わったー!」と達成感に包まれます。

出荷

たくさんのきれいな玉ねぎ

選別がすべて終わるとこれで出荷です。わが家は農協に出荷しているので、選別して積み上げておいた玉ねぎのコンテナを農協が取りに来て、持って行ってくれます。

このあと、玉ねぎの選別工場に運ばれさらに細かく選別されます。大きさごとに分られたり、製品にならないものや、加工品に回すものなど機械や人の手で分られ箱詰めされていきます。

そうして箱詰めされたものが、市場に出回っていくのです。まだまだ玉ねぎの旅は続き、スーパーなどに行き、買い物に来た人の手に渡ってようやく家庭でおいしく調理されることになります。

こんな風にいろんな作業を経て玉ねぎは大きくなり、みなさんの家庭にたどり着いています。おいしい野菜が届くまでには農家さんの時間と手間と愛情がかかっているんですね^^

どんなことをして作物が大きくなっていくのかを少しでも知ってもらえたら嬉しいです。次回は、「玉ねぎの直播に初挑戦!」ということについて書いていきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました^^ また次回もぜひ読んでもらえると嬉しいです♪

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