産後、夫に協力してもらって助かったこと

出産後、退院し赤ちゃんを迎えての家での生活が始まりました。赤ちゃんが生まれて早3ヶ月、赤ちゃん中心の家での生活にも徐々に慣れてきました。入院生活との一番の違いはそばに夫がいてくれること。
おっぱいのトラブルや睡眠不足、寝かしつけに苦戦したり等の問題はありますが、一緒に赤ちゃんを見てくれる人がいるって心強い。わたしが夫に協力してもらって助かる、嬉しいことは、
- 夜中の授乳前、泣いてる赤ちゃんをあやしてくれること
- 一日に何回もあるオムツ替えを一緒にやってくれること
- 仕事が忙しい時以外、赤ちゃんの沐浴をしてくれること
- 夜中の授乳がある為、夜の寝かしつけを引き受け、先に寝かせてくれること
- 赤ちゃんの成長や変化、大変さを共有してくれること
夜中の授乳時、赤ちゃんが飲みやすいように、おっぱいのマッサージをして乳輪や乳首を柔らかくするのですが、それにしばらく時間がかかります。それを待っている間も、赤ちゃんは
「お腹空いたよー!早くちょうだいよーー!!」
と泣いています。目の前で大泣きされていると、可哀想になってきて
「早くあげないと…!」
と気持ちが焦ったりして落ち着かない。そんな時、毎回じゃなくても一緒に起きてあやしてくれると、すごく助かります。
オムツ替えも一日に何回もあるので、仕事でいない時間も日中は多いですが、出来る時は役割分担しながらやってくれています。沐浴についても
「出来るだけ自分がやりたい!」
と言って、仕事が忙しくない日は毎日入れてくれてました。
でも、わが家は赤ちゃんを19時頃~布団に寝かせる為、遅い時間にお風呂に入れられません。夕方の内に沐浴させるので、仕事が忙しくなってきた最近はわたしが沐浴させています。
そして、寝かしつけ!
部屋が暗いと不安なのか、日中に比べて夜の方が寝付きが悪いわが家の赤ちゃん。夜の寝かしつけが時間がかかり苦戦していました。でも、わたしは夜中も授乳があるから、と時間のかかる夜の寝かしつけを夫が引き受けてくれ、
「先に寝ていいよ~」
と言ってくれます!これはとっても有難い。涙
日中、仕事をして疲れているので、夜中、毎回起きれるわけではないですが、授乳の時、出来るだけ一緒に起きようとしてくれます。そして、何よりも、子育てを「一緒に」やってくれることです。
オムツ替えや沐浴、寝かしつけなど、日々のお世話を一緒にやってくれているからこそ、大変さも共有出来るし、些細な変化や成長にも気付ける。また、それを他人事じゃなく実感出来るんじゃないかなぁと思います。
毎日、家事をして、赤ちゃんの世話をして…と、同じことの繰り返しでも、そうやってパートナーと一緒に子どもを思って生活できるとそれだけで楽しく、幸せだなぁと思います。
この他にも…
- ごみ捨て
- 部屋の掃除
- お風呂掃除
- トイレ掃除
- 食事作り
などもやってくれ、何とも出来る夫!笑
妊娠する前から、家事をよくやってくれていたし、掃除に関してはわたしよりも断然やっていて綺麗好きなので、わたしの方が
「もうちょっと掃除機とかかけてくれたら嬉しいなー」
なんて言われちゃいます。笑 トイレ掃除も自ら、トイレ掃除担当になってやってくれています。
お部屋の乱れは心の乱れと言うし、身の回りの環境を自分たちが心地良く過ごせるように整えるのは大切ですね。わたしも見習わなければ…!
夫はアフリカでの一人暮らしで料理をするようになり、友人に振舞ったところ、
「うん、おいしい!」
と喜んでもらえたのがきっかけで料理が好きになったと話しています。帰国してからは、時間があると料理を作ってくれます。特に、朝が弱いわたしに代わって、一時期、朝ご飯は毎日作ってくれていました^^;
心をぐっと軽くしてくれた夫の言葉

わが家は、夫が家事や育児に協力的ですが、いろんな家庭があると思います。
なかなか協力してくれなかったり、どちらかに負担がかかってしまったり…。パートナーのどちらかが外で仕事をしていたり、共働きであったり。
わたしも妊娠中は農家の仕事を手伝っていましたが、
「出産した後は自分が家にいるんやから、家事と育児を自分が頑張ってやらないと!!」
と思っていました。あれもこれもやらなきゃ、頑張らなきゃと焦って不安になっていた時に夫が言ってくれたことは、
「何で全部一人でやろうとするん?俺もいるんやから二人でやれば良いやん。そんなに全部を一人でやろうとしなくても大丈夫やで」
ということでした。夫は外で働いてくれてるんだから、家のことは自分がしないとって無意識に思っていたわたしは、
「頼っていいの??」
と思いました。
「二人の子どもなんやから、二人で育てていこう」
と言ってくれて、その時すごく心が軽くなったことを覚えています。
専業主婦(夫)だからって、家事も育児も全てやらないといけないわけじゃなくて、やっぱり助け合わないと心も体も疲弊してしまうし、その時々で役割分担ができると良いですよね。
自分にとってパートナーとは?子どもとは?

なぜ、夫がそういう考え方を出来るのかというと、「結婚して夫婦になったからといって側にいてくれることが当たり前」だとは思っていないからだと思います。
夫の周りには離婚してしまった人達が多くいて、結婚しても一生側にいられるとは限らないことを目の当たりにしています。
また、わたしのことを「妻」や「子どもの母親」の前に結婚前と同じように一人の人間として尊重してくれているからだと思います。
一生、一緒にいたいと思える人に出会えることは奇跡みたいにすごいことです。
当たり前のことなんて一つもなくて、人はいつしか今の自分を取り巻く環境に慣れてしまうけど、有難いこともたくさんあるはず。
大変なことももちろんある中で、それでも文字通り、「有ることが難しい」有難いことがたくさんあることも忘れてしまった時、自分ばっかり…と不満が出てきてしまうのかもしれません。
わたしのことを人として大切に考えてくれる夫には本当に感謝しています。そんな夫と、子どものことも一人の人間として尊重して一緒に育てていきたいなぁと思います。
よく「我が子」と言いますが、我が子は「我が物」ではないという言葉にハッとしたことがあります。
当たり前のことのように思いますが、自分の子どもだからといって大人の都合を押し付けたり、理不尽な怒り方をしてしまったことはないでしょうか。
他人にはそんな言い方や態度はとらないのに、ということも子どもや夫(妻)にはしてしまったり。そこには「我が物」という考えに近い甘えがあるような気がします。
それが一方的な考え方の押し付けや、お互いの存在を当たり前だと思って大切にできないことに繋がってしまうのではないかと思います。
自分以外は他人です。それぞれが、一人の人間だということを忘れずに、自分がされて嬉しかったこと、自分がされて嫌だったこと、悲しかったことを忘れずに向き合っていきたいですね。
夫婦で協力して子育てをするには

二人の子どもだから二人で協力して育てる、とは言っても、夫婦のどちらかだけが仕事をしている場合、
「外で働いてる分、疲れてるんや!」
っていう気持ちが出てくるのも最もですよね。でも、自分が疲れていることで頭がいっぱいになって相手に求めてしまうだけでは、お互いを思いやることは出来ませんよね。
自分の思うように人を変えるっていうのは、自分を変えるよりも遥かに難しいんです。現状を変えようと思ったら、まず自分から行動や言動を変えてみることが大切です。
「いつも頑張って働いてくれてありがとう」
と感謝の言葉を伝えてみたり、人のことを言う前に自分にも振り返るべきところはなかったかな、と見直してみる。
そうした上で、自分が今思っていることを正直に相手に伝える。やっぱり言葉にしないと相手には伝わらないので、話をすることです。一方的に不満をぶつけるのではなく、
「こんな風に思ってるんだけど、どう思う?」
と聞いてみたり、
「これについて話がしたい」
と提案して二人で向き合うこと。相手の言葉を受け止めて、自分の気持ちも伝える。その上で、どこに折り合いをつければ、お互いにとって良い状態にできるのかを探していくしかないのだと思います。
長い人生を共にしていく夫婦だからこそ、本音でぶつかり合っても良いのだと思います。ただ、正直に本音を話すとしても忘れてはいけないのは「誠意」と「敬意」だと思います。
相手の気持ちを考えないで自分の気持ちだけを押し付けたり、相手を傷付けるような言い方をすることは避け、
「これからも一緒に協力してやっていく為に自分の思いを知ってほしい」
という姿勢で伝えると良いと思います。そいう気持ちを忘れずにいられたら、ぶつかりあっても最終的にお互いの気持ちを尊重出来るんじゃないかなぁと思いました。
もちろん、そういう常識的な考えが通用しない人や理不尽なことばかり言う人もいるかも知れません。そういう場合は、誰でもいいので誰か一人でも相談できる人に話して、どうか一人で抱え込まないでほしいです。
人に話したからといって、その人が解決してくれるわけじゃないし、話したところでどうにもならないこともたくさんあると思います。でも、誰かに自分の思いを聞いてもらうことで自分を客観視できたり、新たに気付けることもあります。
何よりも、一人じゃないっていうことはそれだけでものすごいパワーになります。すぐに解決できなくても、話を聞いてもらうことで気持ちが落ち着いたり、自分にも味方がいると思えるだけで元気や勇気が湧いてくる。そうしたら、
「今の自分にできることは何だろう?」
と考え、無理なくできる小さなことから試してみる。そうして自分のペースで1歩ずつ進んでいけると良いですよね。悲しい時、苦しい時、辛い時、自分一人ではどうしていいか分からない時、人に頼っても良いんです!
「もうちょっとだけ頑張ってみようかな」
と思える心の余裕は大事です。心に余裕がないと心が荒んでしまいます。
そうならない為にも、一人で抱え込まずに誰かに話を聞いてもらったり、困った時にはぜひ人の力を借りてくださいね^^
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