地元を遠く離れ、田舎に嫁ぐってどんな生活?関西から北海道の農家へ

青空と広がる田園 暮らし

都会の喧騒に疲れ、セカンドライフとして田舎での生活に憧れたり、結婚を機に地元を離れて引っ越す人、いろんな人がいると思います。

その中で嫁ぐことや遠い土地へ引っ越すこと、田舎へ住むことに不安を抱える人や期待に胸が膨らむ人などさまざまだと思います。

わたしは結婚を機に地元から遠く離れましたが、あまり不安なことは考えずに、楽観的に慣れ親しんだ関西から北海道へ移り住みました。

北海道の田舎へ引っ越して、良かったこと、大変だったこと、「田舎での生活はこんな感じだよ〜」ということを紹介したいなと思います^^

田舎に嫁ぐ

晴れた日の田舎の風景

関西で生まれ育ち、そのまま関西の大学へ進学、6年間仕事をして、1年アフリカへボランティアをしに行きました。

そして帰国し、結婚を機に北海道に移り住むことになりました。北海道に行くこと自体が初めてで、ドキドキわくわくしながらの引っ越しでした。

夫の実家は農家であり、夫が農家を継ぐことになったので、わたしは農家の嫁になりました。初めての土地なので、夫と夫の家族以外に知っている人はいません。

もちろん友達もいない中、新生活が始まりました。それでも、それほど寂しいという感覚はなく、北海道に移り住んだ時にはすでにお腹の中に赤ちゃんがいたので、妊婦としての生活が始まったということで頭がいっぱいでした。

夫の両親と暮らす

笑顔で会話する若夫婦と老夫婦

大きかったのは、夫の両親と暮らすことになったこと。もう使っていない隣の家をリフォームして住むことになりましたが、工事にはある一定の時間がかかります。

新しい家ができるまでの間、実家の部屋を一部屋借りて10ヶ月ほど一緒に暮らしていました。自分たちが決めて実家に帰ってきたとはいえ、夫の両親と一緒に暮らすのは想像していたよりもずっと予想外なことの連続でした。

当たり前ですが、自分とは育ってきた環境が違います。歩んできた人生や経験も違うので、それによって価値観や考え方も違います。

それは、夫もしかり友達などもそうなのですが、やはり夫の両親という関係の中で、その感覚を合わせていくことや折り合いをつけていくことは難しいんだなぁと痛感しました。

お互いにとって、自分の軸となる価値観や大事にしている考え方が大きく違ったり、違いを認め合えなかったり、言いたいことを言えない関係だったりすると、良好な関係を築いていくのは簡単ではありません。

いろんなことを考え、悩んだこともありましたが、それでもその違いをどう受け止めて、どう受け入れていくのかが大切だと今は思っています。

また大変なことがあっても、わたしたちが自分でこの地へ来ると決めたこと、自分たちの意思で選択したということを忘れずに過ごしていきたいなと思います。

そして、夫の両親はわたしたちをあたたかく受け入れてくれたこと、それに対する感謝の気持ちを大切にしていきたいなと思っています。

農家を手伝う

トマトを収穫している農家

最初は洗濯や掃除、ごはん作りなどの家事をしたり、本を読んだりして過ごしていましたが、毎日ずっと家の中にいるだけでは刺激もなく、もやもやとしていました。

そこで、妊婦でしたがお手伝いできる農作業は夫や義父と一緒にやるようになりました。太陽や風を感じながら自然の中でする農作業が楽しくて、好きになりました。

義父に作物のあれこれを教えてもらったり、夫と話しながら適度に体を動かせる農作業がいい気分転換になっていきました。

今でも作物を作る上で「何でこの作業をするの?」「この機械はどんなことをするの?」など疑問に思ったことは夫や義父に聞いて教えてもらっています。

聞くと「なるほど〜」と思うことが多く、知らないことを知ることができるのが面白いです。

免許を取ったり、練習したりして、わたしも軽トラやダンプ、トラクターなども乗るようになったので、これからも農業のことについて体験しながら覚えていきたいなと思っています。

専業主婦になる

掃除をしている女性

わたしは北海道に引っ越してきた時点ですでに妊婦だったので、外へ働きには出ず、手伝える範囲で農作業をするという生活をしていました。

逆子だったので、帝王切開を予定していましたが、手術前日に入院したらその日に逆子が直り、すぐに退院しました(笑)その後、経膣分娩で無事に出産し、現在は生まれた子どもが1歳9ヶ月になりました。

ありがたいことに、今もまだ子どもと一緒に家で過ごさせてもらっています。3歳になるまでもう少し、あと1年くらい一緒に過ごそうかなぁと思っているところです。

出産や育休後、すぐに子どもを預けて働かざるを得ないという状況の家庭もたくさんあると思いますが、義父や夫のおかげで家で過ごさせてもらっているので、息子と過ごせる今の時間を大切にしたいなと思っています。

コミュニティを広げる

子どもを抱っこしているママたち

専業主婦で新しい場所に移り住んで生活すると、もともとの友達もいない中、外で働いたりしないことで、家族との関わりだけになってしまい、コミュニティが狭くなりがちです。

しかし、わが家の場合は田舎で農家なので、隣近所だけでなく、自分たちが住んでいる地域の家はみんなお互いによく知っている状況です。

以前住んでいた都会では、マンションの隣に住んでいる人のこともよく知らないような状況でしたが、そのあたりの事情はまったく違います。

そういった地域の繋がりは良し悪しで、田舎ならではの助け合いができる、繋がり合えるという反面、しがらみがあることもあります。それは都会にしても同じで、自由で便利な反面、人と繋がりにくくもなります。

しかし田舎といえど、自分から外へ繋がろうとしなければあまりコミュニティは広がりません。高齢の人が多いこともあり、地域の人ではなく新しい友達を作る機会は都会よりも少ないかもしれません。

それでも、新しい友達やコミュニティは自分で広げていこうと思えば広げていけます。現に、わたしも夫の友達の奥さんや両親学級で一緒だったママさん、夫の仕事関係の奥さんなど新たな知り合いもできました。

もっと広げたければ、子どもを連れて児童館や公園などに行ったりすることもできるし、今住んでいる地域では「道外から来たお嫁さんの会」というものもあります。

そこで定期的に集まって、一緒にごはんを食べたり、話したりしているので、そういうところからも新しいコミュニティを作ることができます。

わたしはあまり大人数での集まりが得意でないので、無理に友達を作ろうとは思っていませんが、新しい場所でも友達を作りたい場合は、自分からコミュニティを広げていくといいですね。

また子どもがいる場合は、子どもが保育園や幼稚園、小学校に通う中で自然と同年代の子どものお母さんたちと知り合えると思います。

初めての子育て

両親と手を繋いでいる赤ちゃん

慣れない土地での初めての子育てでしたが、困ることは思いの外あまりありませんでした。でも、今振り返るとそれは家族など周りの人のおかげだったんだなと思います。

妊娠中に健診に通っていた病院は少し遠かったですが、いつも夫が一緒に付いて来てくれ、夫が健診の日の仕事を休めるように義父も理解して協力してくれていました。

出産の時も夫が立ち会って、ずっと励まして支えてくれていたし、生まれてからも育児や家事に積極的な夫と一緒に子育てができました。

田舎でも車で10分ほど行けばスーパーや薬局、ホームセンターもあります。また家の敷地が広いので、息子もずんずん歩いて探検したり、三輪車に乗ったり庭の中で十分遊ぶことができます。

地元が遠く、自分の親になかなか子どもを会わせられないことや、友達に会いたいなぁという気持ちはありますが、それ以外にはここに住んでいてそんなに困ったことはありません。

自分の親や友達になかなか会えず寂しいですが、それ以外は楽しく、穏やかに過ごせています。それも、支えてくれる家族や周りの人のおかげです。

また、今住んでいる地域の子育て支援が手厚く、とても助かっています。保育園の保育料も安く、学校給食費も無償、高校の制服購入費を助成、中学3年生まで医療費無料などなど…。

引っ越しを考えている子どもがいる家庭では、こういった子育て支援の政策はチェックしておくといいかもしれません。

快適な暮らし

伸びをしている女性

地元で暮らすと実家にすぐ帰れたり、会いたい友達に会えたり、都会だと何でもそろっていたり、すぐに買えたりして便利かもしれません。

一方、地元を離れて遠くに行ったり、田舎に引っ越したりすると、自然はいっぱいだけれど、知っている人がいなかったり、都会に比べてお店も遠かったり、少なかったりして不便かもしれません。

都会には都会の良さ、田舎には田舎の良さ、いろんな違いがあります。それでも、実際に住んでみて総合してわたしはこの田舎暮らしが結構快適だなと思っています。

ただ、大事な友達とすぐに会える距離がいい人、都会での生活がいい人にとっては苦痛かもしれません^^;

わたしも家族や友達など長い間会えていない人、会いたい人がいます。距離が遠いことに加えて、コロナの流行もあったので、余計になかなか会うことができませんでした。

他にも仕事の都合や休みが取れないなどの事情がある場合もありますが、また再会できる日を楽しみに待っておきたいと思います。

ここは何もない田舎ですが、何より畑や田んぼに囲まれた自然いっぱいのこの環境がわたしは気に入っています。

あるのは畑と民家で、民家の数もさほど多くはありません。お店が歩いて行けるような距離にはないですが、近くに高い建物もなく、空が広く見えます。

広がる畑も本当に広くて、穏やかな気持ちになれます。景色がとってもよく、四季に応じて畑や田んぼ、山の色がたくさんの季節の変化を感じさせてくれます。

そんな環境で、子育てができるのっていいなぁとすごく感じています。愛犬も家の敷地でよく駆け回っています。近くのドッグランよりも広くて独り占め状態(笑)

子どもが夜中に泣いてしまったり、日中に大声を出して遊んだり、犬が吠えても隣近所に迷惑になることもほぼありません。

子どもも愛犬も地域の人に見守られながらのびのびと育ち、自然の中でゆったりと静かに過ごせるこの環境に感謝して、大切に過ごしていきたいなと思います^^

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