<青年海外協力隊>アフリカ・ガボンで過ごした1年間を振り返って

雪山の見える海岸線 青年海外協力隊

わたしは、青年海外協力隊としてアフリカにあるガボンという国に派遣されました。試行錯誤して活動してみましたが、自分にできることは何なのか悩んだ末に、任期短縮して1年で帰国することを決意しました。

たくさん悩んだ1年でしたが、振り返った時に自分に残ったものは苦しい思いだけではありませんでした。これまでの経緯はこちら↓↓

<青年海外協力隊>悩んだ末に決めた任期短縮という決断
前回は、わたしが青年海外協力隊として派遣されたアフリカ・ガボンの孤児院でのボランティア活動について紹介しました。そして...

振り返って思うのは「やって良かった」ということ

笑っているアフリカの男の子

いろんなことがあったけれど、本当にたくさんの現地の人や仲間の隊員、JICAのスタッフさんに協力してもらい、助けてもらいました。

現地の人に自分の思いを分かってもらうには、もっと素直に正直に心の中をオープンにしてさらけ出せたら良かったなと思います。

背伸びをして、自分の悩みや弱音を出さず「何とか立派な活動をしなきゃ」と空回りしてしまったけれど、それでも「こんなことになるなら、やらなければ良かった」とは思っていません。

周りにたくさん迷惑をかけてしまったし、任期を全うすることができなくて、心苦しい気持ちや申し訳ない気持ちは今もあります。でも、日本を飛び出してガボンに来てみて、ここに来たから知れたこと、学べたことがありました。

オムツ一丁のまま裸足で敷地内を走り回る小さな子どもたち、そんな子たちが高い滑り台の階段を自分で上り、大人の見守りもなく滑っています。

<施設内の滑り台>

滑り台の上にいるアフリカの小さな男の子

ちょっと写真が見切れていますが、も少し高さがあります。幼児さんが一人で登るには結構高い!

滑り台に登っているアフリカの小さな男の子たち

オムツ一丁の小さい子でも平気で登っていきます。

滑り台の上で笑うアフリカの小さな男の子たち

転んで泣いても負けない!そしてこの笑顔。たくましい子どもたち。

<寄付で頂いたシーソー>

シーソーで遊ぶアフリカの子どもたち

寄付で頂いたこのシーソーは、高さがあり、下にクッションとなるタイヤもなく、鉄骨の幅が狭いので股に食い込む感じになってました。笑

シーソーで遊ぶアフリカの小さな女の子

工夫して自分で落ちないように足をクロス!

見ていてひやっとする状況もありましたが、子どもたちは自分で挑戦して時には転んで痛みを知って、そうやって強くなっているんだなぁと思いました。

だっこをして甘えさせてくれる大人はいなかったので、子どもたちには少し厳しい環境ですが、ここではここの学びがあるんだと感じました。

こうして写真をみながら振り返ってみると、自分の中ではこれでいいのか…と日々、悩んでいましたが、子どもたちの笑顔を見ていると、これで良かったのかも知れないと思いました。

スタッフと一緒にできなくても自分の思いつくだけ、子どもたちのためにできるアクティビティをたくさん経験してもらう。

そうしていくとその中で、子どもたちとの関係やスタッフとの関係、自分の立ち位置などまた変わっていったのかも知れないと思いました。

たくさん悩んだけど、笑って泣いて、立ち止まって駆け抜けて、全部ひっくるめて、これがわたしの協力隊としての大切な経験になったと思います。

ある本を読んで気付いたこと

夕暮れの海辺

わたしは自分なりに考えた上で、やりたいことのために任期短縮という決断をしました。それでも、いろんな人からの支援のおかげで派遣してもらっているので、「考えが甘い!」と言われても仕方のないことだと思っています。

ただ、ある本を読んで気付いたことがあります。それは、ひすいこたろうさんの「明日死ぬかもよ?」という本です。もしかしたら明日死ぬかもしれない、今生きているのは当たり前じゃない、と気付かされる本でした。

自分は、明日も明後日も1年先も10年先も生きて元気でいると、人はなぜか思っています。でも、そんな保証はどこにもなく、誰にも分からないことです。

怪我をするかもしれないし、事故に遭うかもしれない。災害が起きるかも知れないし、障害が残ったり、死んでしまうかも知れない。自分や自分の近しい人がそうなるかも知れない。そう思った時、今のありがたみに気付きます。

生きていること、体が動くこと、目が見えること、耳が聞こえること、自分で食べられること。今、できていることがすでにありがたかったんです。

そして、そうして生きていられることは当たり前じゃなくて、いつ終わりがくるか分からない。だからこそ、自分のやりたいことに向かって全力で楽しんで進んでいきたいなと思いました。

「自分の生き方、このままで良いのかな…」と思っている人にぜひ読んでもらいたい。ひすいこたろうさんの「明日、死ぬかもよ?」良かったら読んでみてください^^

それから結婚と出産を経験し、今わたしには大切な家族がそばにいてくれます。夫と一緒に可愛い子どもを見守りながら日々を過ごしています。

自分を必要としてくれる人がいること、やりたいと思えることがあること、打ち込めるものがあること。それがありがたいし、幸せです。

日本での施設の仕事やガボンでの生活が、自分の中の経験という引き出しを増やしてくれたと思っています。苦しかったことも含めて、これまでの出来事や経験が今のわたしを作ってくれている、みんな繋がってるんだなと思います。

そして、関わってくれた全ての人に心からありがとう。感謝しているからこそ、わたしはこれからも自分の心に正直に楽しい方向へ進んでいきます!

ボランティアへの思い

可愛く笑うアフリカの小さな男の子

日本とは言語や文化、環境も違う中で悩みながら2年間やり遂げ、帰国した仲間がたくさんいます。きっと平坦な道のりではなかっただろうけど、それでも現地の人と一緒に過ごして向き合い続けたことを本当にすごいと思っています。

内容として何ができたのかと問うてしまうのは隊員としてどうしても考えてしまうところだと思います。

それでも、一緒に過ごしたり、一緒に活動したり、時間や思いを共有して日本とガボン、日本と途上国を繋ぐ架け橋になることが協力隊の大きな役割なのではないかなと思ったりします。

現に、協力隊のボランティアが活動した場所や日本人と関わった人の多くが日本に良いイメージを持ってくれているように感じます。

ガボンには、日本に憧れ、日本語を学びたいと日本語教室に通っているガボン人がいます。驚いたことに、その日本語教室を主宰しているのはガボン人なのです。

協力隊のボランティアはその日本語教室で日本語を教えるボランティアもしています。通ってくれている高校生や大学生はみんな一生懸命に学ぼうとしてくれていて、そんな姿を見ていると、嬉しくなります。

今は、新型コロナウイルスの影響で海外に行くことも難しい状況ですが、いつかこの状況が終息したら、また日本と世界中の国が繋がっていけるように願っています。

おまけ~ガボン旅行情報~

ポーズをとるアフリカの小さな男の子

赤道の上のガボン

<赤道の看板>

ガボンの赤道の看板

ガボンは赤道の上にあるので、赤道のある場所に立つことができます。こんな看板もあって、赤道の上に立ってます!みたいな写真も撮れます。

が!実際の赤道はここではないんだとか。本当の赤道がある場所は山道で、看板の設置出来る場所の兼ね合いでここにしたんじゃないかとか何とか…(笑)ちなみに、東京までの距離も書かれています。

オススメ!サバンナツアー

また、ガボンには地方にサバンナのようなところがあり、実際にゾウなどの野生動物を見ることができます。

そこは観光地になっているので、ちょっとしたリゾートのようになっています。海があって浜辺で遊んだり、車でサバンナツアーに連れて行ってもらったり出来て素敵なところです。そんな場所をちょっとご紹介。

<マングローブ>

アフリカのマングローブ

港から目的の島に行く為に船に乗るのですが、その途中で見ることができます。

<ロッジの食堂>

並べられたアルコールの瓶

ここは、泊まるロッジにある食事をとるところ。ごはんもおいしく、お酒やジュースもあります。

<サバンナでのサファリツアー>

サバンナへと続く道

サバンナでの動物見学ツアーでは、野生のヌーやゾウを見ることが出来ます。車に乗って森を抜けると…

サバンナと蟻塚

一気に視界が開け、広大なサバンナに出ました!

アフリカのサバンナの道

どこまでも続くサバンナ。動物を探しながら道を進んでいくと…

サバンナにいるヌーの群れ

ヌーの群れを発見!

サバンナにいるゾウの群れ

ゾウも見ることができました!

トラックに乗ってサバンナを観光しているツアー客

車を運転しているツアーの人はめちゃくちゃ遠くからでも動物を発見していました。さすが!

サバンナにある蟻塚

地面にちらほら見える物体は蟻塚です。相当な量の蟻塚が地面のあらゆるところにあり、これも有名なのだそうです。ちなみに、蟻塚とは蟻やシロアリの巣です。

アフリカにあるビーチ

海で遊んだりした後はそんなにすることもないので、海を眺めながらゆったり。ビールを飲んだり、ナッツを食べたり、お喋りをしたり、そのまま居眠りをしたり…。

何をするわけでもなくぼんやりと過ごす、こんな時間も必要かも知れませんね。

サバンナに生えている木

泊まるロッジ、シャワールーム、ごはんを食べるところも割と綺麗で、大自然も満喫できる場所です。非日常が味わえるアフリカ旅行、また感染症の状況が落ち着けば、ぜひガボンへ行ってみてはいかがでしょうか^^

わたしも、このガボンで過ごして見た景色をいつか自分の家族にも見せたいなと思います。ガボンでお世話になった人たちに感謝の気持ちを込めて自分の家族を紹介できたらなと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました^^

※また、ガボン滞在中に謎の腹痛に襲われた時の話、健康編はこちら↓↓

<青年海外協力隊>アフリカ・ガボンで謎の腹痛…盲腸?そして手術?!
今回は、青年海外協力隊として派遣されたアフリカ・ガボンでの健康に関する出来事について。日本とは違う環境での体調...

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