JICA海外協力隊の落とし穴。途中で挫折してしまう人の特徴とは?

四角いブロックの上に立つ男性の人形 青年海外協力隊

JICA海外協力隊に興味がある人や「これから挑戦してみたいな」と思っている人はたくさんいると思います。

その中で「本当に自分にできるのかな?」「事前に知っておくべきことはないかな?」と悩んだり、不安に思っている人もいるかもしれません。

わたしは実際にJICA海外協力隊としてアフリカのガボンに赴任し、試行錯誤しながらボランティア活動をしていましたが、悩んだ末に任期短縮をして帰国した経験があります。

誰もが壁にぶつかったり、悩んだりしますが、ちゃんと最後までやり遂げる人がほとんどです。

本当はわたしもそうしたかったし、周りの人に迷惑をかけることは分かっていた上で、それでもどうしても続けられなかった現実があります。

本当に申し訳ないことをしたとは思いますが、自分の人生を考えた上での決断でした。

そうした経験から、途中で挫折してしまう人にはどんな要因があるのか考えてみました。

協力隊に挑戦する前に「ちゃんとできるか不安だな…」「どんなことに気を付けたらいんだろう?」など悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。

一つの意見として参考にしつつ、自分に当てはめて考えてみてくださいね!

JICA海外協力隊とは?

床に置かれた地球儀

JICA海外協力隊とは、発展途上国の開発援助の為に日本から派遣されるボランティアのことです。

JICA(独立行政法人国際協力機構)という機関から、世界中の発展途上国にボランティアが派遣されています。

詳しくはこちらの記事で紹介しています。よければ読んでみてくださいね!

協力隊の2年の任期の中で自分なりの活動ができた人もいれば、「何もできなかった」という人もいます。

そして、中にはボランティアを続けることができなくなり、任期を全うする前に帰国する人もいます。

なぜ挫折してしまう?

積み重なったはてなマークの積み木

途中で挫折し、任期を全うできない人はなぜ挫折してしまうのでしょうか?

自分で志願してボランティアに行き、それを送り出した日本と受け入れてくれた発展途上国のことを考えると本当は任期を全うするべきですよね。

途中で投げ出してしまうのはいろんな人に迷惑をかけてしまいます。でも、それでもどうしても続けられない場合もあります。

その理由について考えていきましょう!

挫折する人の特徴

チェックリストと鉛筆と消しゴム

途中で挫折してしまう人には、いくつかの特徴があると思います。それが以下の5つです。

挫折してしまう人の特徴
  • 何がしたいのか明確でない
  • 自分に何ができるのか明確でない
  • 自分の殻を破れない
  • 失敗を恐れてしまう
  • 向いているボランティアの種類が違う

何がしたいのか明確でない

まずは、現地の赴任先でどんなことがしたいのか明確でない場合です。

何となく「現地の人の役に立ちたい」という気持ちでJICA海外協力隊に志願して赴任することもあります。

今思うとわたしのことですね^^;

赴任先の現地の人から「こんなことを手伝ってほしい・やってほしい」と言われた時はそれを全力ですればいいですね。

しかし、実際は現地の人がボランティアの必要性を感じておらず、求められていない場合も多くあります。

そういう時に、自分が現地でどんなことをしたいのか明確になっていなければ、何をすればいいのか分からなくなってしまいます。

「人に求められたことをやろう」という意識だけでは、何も求められなかった時に動け出せなくなってしまいます。

自分に何ができるのか明確でない

次に、自分が何ができるのか明確でない場合です。

JICA海外協力隊では、専門職でなくても応募できる職種があります。

わたしが応募した青少年活動もそうです。わたしは孤児院で活動するボランティアでしたが、特別な資格や技術は必要ありませんでした。

それでも、日本の児童養護施設で働いていた経験があったので、孤児院で暮らす子どもたちに対する関わりや寄り添いという部分で何か貢献できることがあると思っていました。

でも、現地では勉強してきたとはいえ拙い言語ではなかなかコミュニケーションをとることが難しく、寄り添うどころか自分の存在意義すら分からなくなってしまいました。

パソコンのIT技術を持つ人や日本語教師、助産師、作業療法士、スポーツなどの何か秀でた知識や技術、資格、経験があるわけではない場合。

自分に何ができるのか?」これを見出すことに悩む人も多いと思います。

自分の殻を破れない

言葉の壁があり、現地の人とのコミュニケーションがうまくいかない場合に、自分の殻を破れないとなかなか距離が縮まっていきません。

これまでの自分の人生での固定観念や思い込み、自分の力量などを一度壊して、思い切って自分の殻を破って体当たりしていかないと、現地でのボランティアは難しいと感じています。

その自分の殻を破れなかった場合、現状を変えることができなかったり、行動を起こしていくことができずに悩んでしまいます。

失敗を恐れてしまう

次に、先ほど説明した「自分の殻を破れない」ことと似ていますが、失敗を恐れてしまうことです。

これも、協力隊でボランティアをしていく上での壁になります。

なかなか言いたいことが伝わらない、語彙力が足りない、イントネーションをバカにされる…こういったことがあった時、失敗を恐れてしまうとどんどん現地の人と関わっていきづらくなります。

失敗して当たり前!」「最初からうまくいかなくて当たり前!」と割り切って、たくさん挑戦して、たくさん失敗して、そこから一つでも多くの学びを得ること、次に活かすことが大切です。

向いているボランティアの種類が違う

「海外でボランティアがしたい!」という気持ちがあっても、誰もが協力隊に向いているわけではありません。

協力隊に求められているような、現状を打開していく力、周りの人を巻き込んでアクションを起こしていくことが得意な人もいれば苦手な人もいます。

また、やることが決められていて、それをこなすことや、自分なりに工夫して目の前のことを小さなことでも丁寧にやることが得意な人もいます。

こういう人は協力隊のボランティアでは、自分の殻を破れなかったり、現地の人から求められていない場合、何をどうすればいいのか分からなくなり煮詰まってしまいやすいかもしれません。

それぞれ向いているタイプがあるんだなぁ〜

自分に合ったやり方・目的のボランティアを選ぶのがいいね!

どうするかは自分次第

stopの文字の上に立つ人の足

こうした要因が重なっていくと、ボランティアの意味や自分の役割、存在意義が分からなくなり、また動き出せなくなってしまいます。

また、動き出せたとしても現地の人の理解や協力が得られなかったりして、物事が進んでいかないことや頓挫してしまうこともあります。

そうして、挫折してしまう人もいます。本当はそういったことも全部分かった上で協力隊に挑戦しなくてはいけませんが、ここまでのことは応募する前にはなかなか分かりません。

本当は挑戦したからには最後まで任期を全うできることが一番いいと思います。でも、どんな選択をしても自分の人生、自分の決めたことです。

協力隊に挑戦するのも、壁にぶつかった時にどう乗り越えるのかも、途中で進路を変更するのも自分次第です。

何に挑戦して、その後どう進むのか。そして悩んだ時には立ち止まって自分を見つめ直すこと。

そうして「本当はどうしたいのか?」「何がしたいのか?」を自分と向き合って考えて、決めて、歩き出すしかありません。

わたしは自分と向き合って悩み抜いて、任期短縮することを選択しました。大変申し訳ないことをしてしまったと思っていますが、後悔はしていません。

そして、自分が何をしたいのか、どうやって生きていきたいのかを考えて、帰国後に自分の力を発揮できる場所で進んでいく道を決めました。

それまでのことを振り返るといろんなことがありました。アフリカ・ガボンに派遣されるまでに訓練所では仲間たちと一緒に語学の勉強をして共同生活をしました。

そこにはいろんな人がいて、いろんな思いがあって、たくさんの刺激を受けました。勉強するのもすごく楽しくて、大切な仲間もできました。

実際にガボンに赴任してからは、初めての発展途上国での生活を体験し、文化の違いにたくさん驚かされました。

ボランティア活動では試行錯誤して、苦戦して悩んで一大決心をして…と大変なこともたくさんありましたが、日本人・現地の人などたくさんの人に助けてもらいました。

優しくしてくれた人、仲良くしてくれた人たちもたくさんいます。そうした嬉しいことも苦しいことも全て含めて、自分にとって大切な経験となっています。

いろんな人との出会いや出来事、経験を経たからこそ、ここに今の自分があるのだと思います。

さまざまな意見があるとは思いますが、自分のことは自分で納得のいくように決めることが一番大事だと思います。

アフリカで、また派遣までに関わってくれた人たちに感謝して、自分の中で大切にしながら、これからに活かしていきたいと思います^^

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

タイトルとURLをコピーしました