施設で働く上でなぜチームワークが重要?いいチームで働くためには?

ガッツポーズをして笑っている男女 子どもの福祉

施設で働く中で、相談できる人が周りにいなかったり、仕事の中で困ったことを一人で抱え込んでしまって、悩んでいるという人はいないでしょうか?

施設で働く上ではチームワークがとっても大切です。職場の人間関係とチームワークをいいものにできれば、自分の力を十分に発揮し、みんなで目指す目標を達成することができます。

わたしは児童養護施設で6年働く中で、たくさんの子どもたちと関わり、問題に直面してきました。その度に他の職員との関係性やチームワークの重要さを痛感していました。

わたしは施設のやり方がどうしても合わず、最終的にはその職場を去りました。そこでの経験は苦しくもありましたが、施設で働く上で大切なことも教えてくれました。

それが、施設で働くにはチームワークが必須なこと、それが子どもたちの暮らしやすさにも繋がるのだということです。

子どもたちのために力になりたくて施設で働き始めたのに、組織のしがらみの中でその思いを遂げられないのは苦しかったです。

そこで今回は、こんな人にこの記事を読んでもらいたいなと思っています。

この記事がオススメな人
  • 施設で相談できる人がおらず困っている人
  • 問題を一人で抱え込んでしまっている人
  • 職場に対してもやもやしている人
  • どういうチームを作ればいいのか悩んでいる人

ここでは、児童養護施設で働いた経験をもとに、施設で働く上で「なぜチームワークが必要なのか?」「どうしたら、仲間と協力していいチームワークを築いていけるのか?」ということについて解説していきたいと思います。

施設で大切なのはチームワーク

輪になって笑っている男女

施設で働くには、何といってもチームワークが一番大事です。一人で何でも対応したり、解決できるわけではないからです。

一人で働くわけではなく、施設で働く人それぞれがそこで暮らす子どもたちや利用者さんと関わるので、個人プレーはよくありません。

誰のための施設か?というと、そこで暮らす子どもたちや利用者さんのための施設です。子どもたちや利用者さんが安心して、のびのびと暮らすことができてこそ意味があります。

そのためには、形だけのチームでなく、子どもたちや利用者さんのことを真剣に考えて、言いたいことが言い合える、助け合える本当のチームワークを作る必要があります。

施設での報連相

話し合いをしている社会人

そのために必要なのが、報連相です。組織でよく言われる言葉ですね。報告・連絡・相談のことです。

ただ、何も意識しないとこの報連相は義務的なものになってしまう可能性があります。

またチームワークがよくないと、言いにくいことを報告しなかったり、相談せずに自己判断で行動してしまう人も出てきます。

本当の報連相とは、しなくちゃいけないものではなく、することでよりよくなる、と思えるものです。

何か問題が起きてしまっても、同じチームで働いているメンバーに報告することで、一緒に問題の共有ができ、解決に向けて考えることができます。

また、連絡をきちんとすることで、子どもや利用者さんたちに必要な情報をしっかり共有することができます。

これは、子どもたちや利用者さんが一度誰かの職員に伝えたことをどの職員も把握していることで暮らしやすくなります。

「あなたにだけ言うからね」と言われた秘密事項でも必要なことは共有し、同時に他の職員が知らないように振る舞うことを徹底することも大切です。

秘密はみんなで守ろう!

そうした情報のやり取りがスムーズだと、職員自身も働きやすくなります。

最後に、困ったことがあった時には必ず誰かに相談することが大切です。仕方ない場合を除き、チームで働く以上は自己判断で行動してしまうことはあまりいい結果を生みません。

もしも、相談できず何かを行ってしまった時は後でちゃんと報告しましょうね。

困った時は誰にどう相談する?

頭を抱えている女性

では、いざ困ったことが起きた時、誰でどう相談すればいいのでしょうか?

まずはその施設でどういう報連相の仕組みができているかにもよりますが、大体施設では日中、複数人が一緒に働きます。

夜でも、宿直や夜勤がある場合は、日中よりも人数は減りますが複数人職員がいるはずです。

施設の中でブロックやユニット制になっている場合は、まず同じブロックの職員に相談しましょう。それができない場合は、同じブロックでなくとも近くにいる職員や相談しやすい職員に相談します。

すぐに相談しなくてもいいような場合は、翌日や後日に自分のチームのリーダーに相談するといいです。

しかし、ここでもチームワークがちゃんとできていないと相談は一気に難しいことになってしまいます。

相談する時は、何かに困っているから相談します。その問題で困っていたり、苦しんでいたり、悩んでいるわけです。

それに対して、まずは話を聞いてもらったり、気持ちを受け止めてもらったり、何かアイデアをもらったり、一緒に解決策を考えるために相談します。

でも、そこで悩んでいる人に対して思いやりを持って協力してくれる相手でなかったらどうでしょうか?

「何でそんなことになってるの?」「ちゃんとしてもらわないと困る」など、ネガティブな言葉が返ってくることもあります。

そんな言葉が返ってきたら辛い…。

それでは、困って相談した人にとって何もメリットがありません。頑張っていることも否定された気持ちになるし、解決するためのアイデアも湧いていません。

そもそも、アイデアというものはポジティブな思考でこそ湧いてくるものです。誰かのせいにしたり、非協力的な関係の中ではいいものは生まれません。

そうした中では、積極的に相談しようとは思えず、相談することが苦痛になってしまいます。

でも、一番やってはいけないのは一人で抱え込むことです。一人で抱え込むくらいなら、誰でもいいので誰か自分の素直な思いを話せる相手を作っておくことが大事です。

誰か一人でもいいので、話せそうな人に思い切って声をかけて自分の思いを聞いてもらうところから始めましょう^^

ぜひ、勇気を出してみよう!

大切なのは関係作り

笑顔で話をしているチーム

こうしたことから、大切なのが一緒に働く職員との関係作りになります。

わたしの経験からは、実際に一番困るのは子どもの問題行動自体ではなく、それによって周りから批判的に見られたり、協力してもらえないけれど成果は求められるといった空気感でした。

直接、攻撃的な発言や行動をされたこはあまりありませんが、「どうなってるの?」という空気感や、「あなたの責任だよね」「何とかしてね」という空気が終始漂っていました。

どうしよう。何とかしなきゃ、問題を収めなきゃ…。

そうなると、こういう意識になってしまいます。でも、本当に大切なのはそこではなく、子どもの困っていることを解決することです。

この問題の本質を見誤ると、表面に見えている問題にしか焦点を当てられず、本末転倒になります。

そうならないために、困ったことがあった時に、その問題の責任の所在ではなく、子どものために、よりよくするために何をすればいいのか?という視点が必要になります。

こんな風に相手のために一緒に考えることができる関係作りをしておくことが非常に重要です。

本来は、社会人として働く段階でそういった協力する姿勢や助け合えるスキルは誰もが身につけておくべきものですが、実際にはいろんな人がいて、そううまくはいきません。

自分から気持ちや考えを発信して、相手の気持ちや考えも聞いて、意見を交換しながら協力できる、助け合える関係作りをしておく必要があります。

本音を話せるようになる

マスクを着けて話をしているスーツ姿の男女

そうした自分の気持ちや考えを発信する時に注意が必要なのは、建前ではなく本音で話すことです。

ある一定の人数がいる組織だと、組織にいる年数や役職、年齢などで上下関係ができてしまいがちです。その中で、発言力や影響力の強い人というのが出てきます。

それ自体は悪いことでもなく、当たり前のことだとも思います。しかし、その発言や影響力の強い人の考え方が偏ってしまった時、自分本位の考え方になってしまった時には注意が必要です。

立場が上で、発言力や影響力の強い人には逆らいにくくなってしまうからです。そうなると、自分はそう思っていなくてもその人の意見に合わせたり、言うことを聞くようになってしまいます。

なんとなく逆らいがたい…。

そのことで職員の中で派閥ができたり、職員間の関係や風通しが悪くなったりします。

自分の意見が言えず、最悪の場合、その施設で暮らす子どもたちや利用者さんが生活しづらくなったり、良くない影響を与えることにもなってしまいます。

これでは本末転倒ですよね。そうならないために、勇気が必要ですが自分の意見は本音を話せるようにしておくことが大事です。

一番いいのは、もともとみんなが本音で話し合える、人の意見を素直に聞き合える組織に入ることです。でも、そうできるとは限らないですよね。

そうでない場合は、少なからずどこかの派閥や意見に偏らないように意識することが必要です。

とは言っても、極端に敵対する必要はなく、自ら派閥に近付いたり入ろうとしないこと。思ってもいないことを合わせて気に入られようとしないことです。

そうすることでそこで働くことに不安も感じるかもしれませんが、そこで暮らす子どもたちや利用者さんのために真摯に働いていれば、ちゃんと見てくれている人は必ずいます。

自分を理解したり、応援したりしてくれる人と一緒に、または応援してくれる人のために、周りの人と協力はしつつも誰かに無理に合わせることなく、自分の考えをしっかり持っていくことが大事です。

できるだけ自分の気持ちや意見は淡々と発信して、「あの人はそういう人」と思われた方が楽です。

あまり深く気にしないこと!

ですが、あまりにも派閥や子どもたちや利用者さんのためにならない考えが蔓延している組織では自分の意見を発信していくのも簡単ではありません。

そうして自分の精神がすり減ってストレスにさらされて心が疲れてしまっている場合は、その場所で働くことにこだわる必要はありません。

自分が自分らしく、いいと思うことを言える場所、現状を今よりもよくしていこうと思えるチームを探すことも選択肢の一つです。

最後に

白いノートに書かれた赤いハートの絵

組織で働く上では自分一人だけでなく、一緒に働く職員とのチームワークが何よりも大事なことが分かりました。

そのために、何を目指す施設なのか?目指すビジョンがある程度同じ方向を向いているか?ということが大切です。

施設の考え方や方針などの情報収集をしたり、ボランティアやアルバイトとして体験しに行ったりできると空気感がつかみやすいと思います。

人間関係も垣間見えるかもしれませんね!

いいチームを作っていくためにも、自分なりの意見を発信して、人の意見にも素直に耳を傾けましょう。

そうした上で、お互いを高め合っていけるチームだと最高ですね。そのために、人を思いやったり、見返りを求めずに助け合ったり、認め合える関係を作ることが大切です。

就職した時点で、それが難しいところもあります。いや、そういう場所の方が多いのかもしれません^^;

それでも耐えるべき、続けるべきというのは古い考え方です。自分を押し殺してまで我慢してその場所で働く必要はありません。

自分らしく、前向きに働けること、楽しく生きていくことを諦めず求めていきましょう。世の中には、自分と同じような考えの人や自分を理解して応援してくれる人がきっといるはずです。

少なくとも、施設をよりよくしたい、子どもたちや利用者さんたちのために力になりたい!と思っている人を応援している人が今ここにいます。

応援しています!

一人でも多くの人が、協力し合える仲間と一緒に同じ方向を向いて、同じビジョンを目指せる場所で働けることを願っています^^

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