元施設職員が教える施設の選び方。自分に合った施設はどうやって選ぶ?

はてなマークと虫眼鏡を持つ手 子どもの福祉

「施設で働きたい!」と思っているけれど、「施設選びに悩んでいる…」という人もいるのではないでしょうか?

「どこを選んだらいいのか分からない」「以前働いた施設は自分に合わなかった」「どうしたら理想の施設を見つけられるの?」などなど…。

施設選びをするには、押さえておくべきポイントがあります。時間や手間はかかってしまいますが、本当に働きたい施設を探したい人は、妥協せずにしっかりとリサーチをしましょう!

リサーチをする中で一番大切なのは、「表面から見えるものだけでなく、その内部を知る」ということです。

「とにかく就職する」という目的ではなく、「自分に合ったところで働きたい」「やりたいことを実現できる施設を選びたい!」という意識を持ってリサーチすれば、理想の施設はきっと見つかると思います。

わたしは子どもの施設や母子家庭が入居する施設で学童保育のボランティアをしたり、宿直のアルバイトをしたり、正社員としても施設で6年間働き、たくさんの子どもたちと関わってきました。

実際に働いてみて、子どもとぶつかったり、職員関係で悩んだり、たくさんの苦悩がありました。

そうしたいくつかの施設で働いた経験の中で、それぞれにやり方や特色は異なり、でも本当に大切なポイントは何かということが見えてきました。

そこで、この記事はこんな人に読んでもらいたいなと思います。

この記事がオススメな人
  • 施設選びに迷っている人
  • 転職で自分に合う施設を探している人
  • 受けようと思っている施設でいいのか不安な人
  • どういう視点で施設を選べばいいか分からない人

こんな人はこの記事を読んでぜひ、一からまた施設探しを始めてみてください!

どうやって施設を選べばいいのかのポイントが分かり、自分が働きたい施設を見つける手助けになると思います。

自分が本当に望んだ施設で働くことができると、仕事をする毎日が楽しくなりますよ^^

ぜひ、チェックしてみよう!

施設の選び方

きれいな施設の室内

施設で働きたいなと思ったら、どんなところを選べばいいのでしょうか?

働く施設を選ぶには一般的な情報収集だけでは足りません。本当に必要な情報が入ってこないからです。

自分で調べたりして、施設の一般的な情報は得つつも、それ以上に施設の内情をいかに知るかということが重要です。それによって職場への満足度が大きく変わってくるからです。

本当に知りたいこと
  • 働きやすさ
  • やりがい
  • 楽しさ
  • 働き続けたいと思うか
  • 魅力ある施設なのか
  • 人間関係は良好か

知っておくべき情報を順番に見ていきましょう!

施設の種類

まずは、施設といっても子どもの分野、介護の分野、障害者(児)の分野などがあります。

自分が、どの分野に興味があって、どんな内容の仕事がしたいのかを考えてみましょう。

介護なら、生活をする上での食事や排泄、入浴、着脱の介助やレクリエーションなどがあると思います。

また、要介護度によって身体的な介護が主となる職場もあれば、要介護度が低く、身体的な介護はあまり必要のないところもあります。

障害者の施設では、生活支援をしたり、就労のための相談やマッチング、または自立するための訓練やサポート業務などがあると思います。

そして、子どもの分野では主に生活支援になりますが、子どもの学習や進路について、余暇活動、児童相談所や保護者、学校とのやりとりなど多岐に渡ります。

ハード面

そして次にハード面です。ハード面とは、施設の建物の構造、広さ、部屋の数などの設備や道具、機器のことです。

大きな建物で大人数の利用者や子どもたちが集団で暮らす施設であったり、建物の中に小さいユニットごとに生活する施設であることもあります。

または、地域の中で近所の人たちと身近に関わりながら少人数で暮らすグループホームなどがあります。

ソフト面

ハード面に対して、ソフト面とはその施設の中身のことで、運営指針やマニュアル、職場の風土などのことです。

その施設での職員の仕事内容や働き方、目指す方針や理念など人の働きが関わっている目に見えないものですね。

ハード面は似たような施設がたくさんあっても、ソフト面は施設それぞれに特色が違います。

施設の目指すビジョンを知る

空を指差している男性の腕

そして、その施設のビジョンを知ることです。

例えば子どもの施設などで理念や方針として「明るく、元気な、優しい子を育てる」などの言葉を掲げているところがありますよね。でも、

それってどういうこと?

という感じです。その言葉では、一体何をどうしたいのか、そのために何をするのかがよく分かりませんよね。

本当に知りたいのは、対象者にそうであってほしいと願う理想やそういった抽象的な理想のことではありません。

「施設の利用者や子どもたちの生活や将来が、具体的にどうなることを目標として目指す施設なのか?」「そのためにどんな姿勢でどんなことをしていくのか?」ということを知ることが大切です。

それもできるだけ具体的に、きれいな最もらしい言葉を並べるのではなく、実際の現場の状況と経験に基づいた想いであることが重要です。

そうでなければ、理想を掲げたところで本気でそれに近付けていこうという強い思いが湧かないと思うからです。

体験してみる

エプロンをつけて座っている女性

これらのハード面やソフト面、理念や方針などの施設の考えは、インターネットやホームページなどを見るだけではなかなか分かりません。

ある程度の情報は入ってくるかもしれませんが、実際に体験してみないとその空気感や施設の目指すビジョンが実践されているか、もしくは自分に合っているかどうかなどが分からないからです。

日本の就活では、これまで採用試験を受ける側が自分を選んでもらおうと必死にアピールし、採用する側が必要な人材を選ぶ上下関係のようなものがあったと思います。

雇う側と雇われる側なので当然と言えば当然かも知れませんが、雇われる側が採用してもらうために、施設の中身を重視せず、内定をもらえることに終始するのはまた違うのではないかなと思います。

ちょっとでも自分をよくアピールして、何とか採用してもらわないと…

こんな風に自分を下げるのでなく、就活者でも施設を選ぶ権利があり、施設は「ここに入りたい!」と思われるような魅力を発信しなければいけないと思っています。

なので、就職したら施設のやり方に従うのはある程度必要だとは思っていますが、まずはその前に情報収集が必要です。

ただ、インターネットやホームページ、就職説明会などだけでは、本当のところはよく分かりません。

なので、入社する前に施設見学をした上でボランティアやアルバイトが可能かどうか聞き、できるだけやってみることをオススメします。そうすることで、施設の内情を知ることができるからです。

説明会や施設見学などのイベントでは、当然施設側もメリットや良い部分をアピールします。

良さそうに見えていても、実際のところは分かりません。そういった場では現場で働く人の生の声は届きにくいからです。

施設の内情は、施設の中に入ってみて初めて見えてきます。

ボランティアやアルバイトとして1回きりではなく、定期的に施設に通いお手伝いや仕事をする中で、どんな人が働いているのかを知ったり、働く職員同士の人間関係が見えたりします。

職員がどんな雰囲気で子どもたちや利用者さんに対応しているのか、そのやり方や向き合う姿勢などリアルなところが見えてきます。

そこを、お手伝いや働くことでいっぱいいっぱいになってしまうかもしれませんが、客観的な視点で冷静に観察できるとベストです!

本音を聞く

赤と黒のハートとそれを持つ手

そして、何度か施設に通い他の職員と一緒に仕事をする中で、実際に働いている職員に話を聞いてみるといいと思います。

職員に話を聞く内容
  • 仕事のやりがい
  • 仕事の楽しさ
  • 働きやすいかどうか
  • 職員関係はどうか
  • 働き続けるつもりか
  • しんどいこと
  • 嬉しいこと
  • 意見を気兼ねなく言えるか
  • 意見を聞いてもらえるか

などなど…。

要は、実際に働いてみて感じている本当のところを知ろうということです。

やりがいや楽しさなどは、もっともらしい言葉でも言えるかも知れませんが、働きやすさや職員関係などリアルな声が聞きたいですよね。

本当のところはどうなんだろう?

とは言っても、何をどこまで話すのかは職員によりますし、仮に施設に不満があってもボランティアの人やアルバイトの人にペラペラ話す人はあまりいないかもしれません。

なので、施設の粗探しをするようなニュアンスではなく、できれば話しやすい職員や相談に乗ってくれそうな職員を見つけて相談をしてみるといいと思います。

「施設の仕事に興味がある」ということや「実際の施設での働きを経験したからこそ分かる本音が聞きたい」ということを伝えてみましょう。

なおさら建前しか言わない人もいるかも知れませんが、一生懸命仕事をしていれば相手もその気持ちに応えてくれるかもしれません。

また、その聞いた話や言葉が本当なのかは職員を観察していればある程度分かります。本当に対象者に寄り添っているのか、気持ちを尊重しているのかなど態度や行動に現れるからです。

職員がどんな表情で働いているか、どんな雰囲気が施設内にあるのか、職員同士のやりとり、利用者さんや子どもたちに対する言葉かけはどんなものか…

などなど、そういうところは普段のやり方が出るので、本当のところが見えやすいです。

でも、「施設に貢献しなきゃ」と思うと一生懸命になりすぎて周りが見えなくなるので、自分も経験を積みつつ、周りの職員や利用者さん、子どもたちの様子や表情、言動をよく観察してみてください。

その上で、「ここで働きたい!」と思えるか、ここにいる職員と一緒に働きたいと思うかを考えてみると良いと思います。

また、利用者さんや子どもたちのために「こういうことがしたい」と思ったことが、施設としての方針ややり方に合っているかも重要なポイントです。

自分は「こういうことをしたい」と思って就職しても、施設としては全然違う方向を向いていて、自分のやり方ややりたいことは受け入れられないということもあるので、注意が必要です。

まとめ

虫眼鏡と家

施設に就職して働き始めてから、「思ったところと違った…」ということはできれば避けたいですよね。

でも、多かれ少なかれそういう期待との差は生まれるものです。その中で、自分がもっと「こうしたい!」と思うことについては変えていけばいいのです。

ただ、そうした新しい意見を受け入れてくれるところなのか、変化に柔軟に対応してくれるところなのかは大事です。

利用者さんや子どもたちのために、今をよりよくしようと思ったら、それを目指せる場所を選ぶことが必要です。

やりがいを持って、楽しく、前向きに働いていくために、事前のリサーチを徹底しましょう!

働きたい施設を選ぶには?
  • 情報収集をする
  • 自分の考えに合った場所を選ぶ
  • そこで体験してみる
  • 本音を聞く

これが大事!

そして、リサーチするべきポイントがこちら。

リサーチするポイント
  • 現場の職員の生の声を聞く
  • 理想だけでなく現実を
  • 実体験を聞く
  • 職員の思いを聞く
  • 対象者の思いを尊重しているか
  • 柔軟に変化できているか

できるだけ信頼関係ができてきた職員に、ゆっくり時間の取れる時に一対一で話が聞けるといいですね。

施設選びは難しいですが、「とにかく就職する」ことを目的にせず、ぜひ「自分はどういうことがしたいのか」「何のために働くのか」ということをしっかりと考えてみてください。

やりたい方向性が決まったら、それを簡単に妥協することなく、自分に合ったやり方の施設を探してみましょう!

実際に見て「共感できるな」と思える施設、「すてきだな」と思える人が働いている施設を見つけることは簡単ではないかもしれません。

でも、その後も毎日働いていくことを思うと、就職する前にしっかりと下調べをして、その上で中身を見て、「ここで働きたい!」と思える場所を選ぶことが自分にとって絶対にプラスになります。

もちろん不満や疑問を抱くこともあると思いますが、その時はその気持ちを発信して、「施設をよりよくしていこう!」という姿勢の施設であれば大丈夫です。

変化を恐れず、一緒に改善していこうという姿勢の施設を選びましょう^^♪

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