近頃、半日断食やオートファジーという言葉を耳にすることがありませんか?有名人なんかも1日3食たべないという人がいたりしますよね。
朝、昼、夜と1日3食ごはんを食べるという習慣が子どもの頃からある人は多いと思います。当たり前の習慣として身についていますよね。
しかし、それは実は当たり前ではないという説があるのを知っていますか?1日3食たべない方が体にはいいとされているのです。その詳しい理由を見ていきましょう!
1日3食は体に良くない?

朝昼夜と1日3食たべることは本当は必要ではないと言われています。人間の体に必要な糖質は1日、白米を3膳食べるとそれだけで足りており、それに加えておかずやお菓子を食べるので3食とることは糖質の摂りすぎになるのだそう。
体にとって必要以上の糖質を摂取すると、肥満や糖尿病になる危険性が高くなると言われています。胃腸や肝臓は何時間もかけて食べたものを消化しますが、消化し切る前に新たに食べものを食べると内臓が休まらず疲れてしまうのです。
そこで必要なのが物を食べない時間を作ることです。ものを食べてから10時間で体内の糖がなくなり、分解されエネルギーとして使われ始めます。なので、ダイエットをするにもまずは物を食べない時間を10時間以上つくり、体内の糖を使って減らすことが必要です。
今は安くておいしいものが簡単に手に入る時代になりました。そのことで、ちょっと小腹が空いたら何かを食べたりしていませんか?次の食事までにお腹が空いて、お腹がぐ〜っと鳴る状態がベストです。ついつい何かを食べたりして、なかなかお腹のなる音って聞かないですよね。
また、昼食の後などお腹がいっぱいになると眠くなることはないでしょうか?食事を摂ると血糖値が急に上がり、食後に急速に血糖値が下がることで起こります。これは体にとって良くありません。
子どもは運動量も多く、すぐにお腹が空くので成長する上でもしっかり食べることは大事ですが、成人には1日3食は必要ないとされています。1日1〜2食にして、ものを食べすぎないようにすることで体にとっていい効果が表れてきます。そのひとつがオートファジーです。
オートファジーってなに?

オートファジーとは、細胞内にある古くなったり壊れたりした不要な細胞を分解し、新しく作り変える自己回復機能のことです。
細胞内の古くなったり傷ついたりした細胞は蓄積されると全身にさまざまな悪影響を及ぼします。胃腸や肝臓などの内臓を休めることで病原菌が掃除され、全身の細胞が修復されます。
オートファジーは、前の食事から16時間空けることによって行われます。オートファジーが体にいいらしいということは分かりましたが「16時間も空腹に耐えられないよ…」という声が聞こえてきそうですね。
半日断食ってどうやるの?

簡単に16時間物を食べずに内臓を休ませようと思ったら、朝食を抜くという方法がいいと思います。夜の18時に夕食を食べたとして、次の日の朝食を抜き、12時に昼食を食べたとしたら18時間経っています。
人は大体6〜8時間ほど寝ているので、その時間を使えば空腹を感じている時間は短くなります。朝ごはんを毎日食べる生活をしていると、最初は朝ごはんを抜くことでとても空腹を感じるかもしれませんが次第に慣れてきます。
そして、朝食を抜くことで昼食までにお腹がぐ〜っと鳴るようになります。最初は、週末の1、2日だけ試してみてもいいです。無理せず空腹を楽しみながら日数を伸ばしてみてください。
また、どうしてもお腹が空いた時は、ナッツや野菜ジュース、プロテインなどは食べても構いません。
半日断食によって得られる効果

半日断食によってどんな効果が得られるのでしょうか?半日断食によって、
- 集中力のアップ
- 体重、体脂肪の減少
- 老化の進行を食い止める
- 病気の予防
- 健康体になる
などの効果があると言われています。
空腹状態の方が集中力が増すのは狩猟をしていた時代からくるもので、人はもともと生きるために狩りをします。空腹だから生きるために狩りをするのです。
生きるために神経を集中させて獲物を狩ります。お腹が満たされている状態は、リラックスして気が緩んでいる状態です。だから、本能的に空腹時の方が集中力がアップしパフォーマンスが上がるのです。
食事を1日1〜2食にすることで、摂りすぎていた糖質が減り、10時間以上空けることで体内の糖をエネルギーに変えることができるので体重や体脂肪が減ります。
そして、16時間空腹の時間をつくることでオートファジーという現象が起こり、体の古くなった細胞が新しくなっていきます。オートファジーは空腹の時に活発化し、病気を遠ざけ、老化の進行を食い止めることができるとされています。
糖尿病やガン、心筋梗塞、狭心症、アルツハイマー型認知症、パーキンソン病などの病気の予防に効果があるということも医学的に明らかになっています。
始めるときの注意点

「さっそく食事回数を減らしてみよう!」という方に注意点です。1日1食でもいいと言われていますが、これまで1日3食たべていたのを急に1食にすると筋肉量が減ってしまうことがあります。
筋肉は一定量必要なので、突然1日1食にせず、まずは1日2食から始めて、昼食、夕食は何を食べてもいいということにして始めるのがいいと思います。
1日何食にするかや、週に何日くらいから始めるか、食べるものは何にするかなど自分のペースに合わせて無理のない範囲で続けられるルールを作ってみてください。
半日断食をやってみて1ヶ月半

半日断食を始めるきっかけとなったのは夫が「空腹こそ最強のクスリ」という本を読んだことです。
常に胃に食べたものが入っていて胃が重いと言っていた夫が健康にもいいということで「試しにやってみようかな」と言うのでわたしも一緒に始めてみることにしました。
最初の1日目は空腹を感じながらも我慢ができるという感じでした。その後も意外と朝食を抜くことは苦でもなく続けることができました。
やってみて良かったことは時間が有効に使えるということ。朝食を作る時間や食べる時間はそんなに長くかかるわけではないのですが、その時間をまるまる他のことに使えるのはとてもいいです。
また、始めて1週間くらいで体重が落ちてきました。3週間くらいで4kg体重が減り、そこからは横ばいの状態が続いています。ゆっくりではありますが、お腹のお肉が徐々に減っていってる気がします。
これまでに、お腹のお肉を減らす筋トレや矯正下着なども試しましたが、朝食を抜くというシンプルな方法がこれまでで1番早く、効果がある気がします。
もともとはダイエット目的で始めたわけではありませんでしたが、体にも良くてシェイプアップにもなるので一石二鳥でした^^ 加えて簡単な筋トレもしているので贅肉が落ちて腹筋が割れる日を楽しみにしながら続けてみます♪
また、空腹こそ最強のクスリであり、最高の調味料なのでごはんがよりおいしく、楽しみになったと夫は話しています。これまでの食生活を見直して新しい生活スタイルを始めてみませんか?
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