農家の仕事ってどんなもの?〜農家に嫁いだ嫁の視点から〜

田舎道を走るトラクター 農業

わたしは実家が農家の夫と結婚し、夫が実家の農家を継ぐことになったのをきっかけに田舎に移住してきました。

農家の仕事ってどんなものなのか?いつ何をしているのか?農家の生き方について嫁の視点から書いていきたいと思います。

農家の仕事

畑で働くトラクター

農家は自営業なので、それぞれの農家が自分のやり方で仕事をしています。同じ作物を作っていてもその作業のやり方ややるタイミングなどは、それぞれの経験に基づいてやっているので農家によって異なります。

夫は義父にこれまでの経験からそれぞれの作物の収穫までの工程を教えてもらっていますが、周りの農家さんたちの話を聞いたり、畑やビニールハウスを見せてもらっていると、同じ農家でもやり方はそれぞれ違うようです。

ちなみに、わが家は稲作や畜産は行っておらず、玉ねぎ、大豆、麦、ビートなどの作物を育てています。作る作物によって工程は変わりますが、実際にやっている作業はこんな感じです。

作物を作るための作業
  • 畑をおこす
  • 種を撒く
  • 水をやる
  • 植え付けをする
  • 農薬や除草剤を撒く
  • 草抜きをする
  • 収穫する
  • 選別する
  • 出荷する

こうした作業の末、作物が工場へ送られさらに選別されてスーパーなどに置かれることになります。

ここには書ききれない細かい作業や工程がまだまだあって、わたしたち消費者がおいしい野菜を手にできるのは農家さんたちが時間と手間をかけて作物を育ててくれているおかげなんだなぁと思います。

農繁期と農閑期

土と草が半分に分かれている地面

畜産では、動物のお世話をしなければいけないので、1年を通して休みはないのかもしれませんが、畑作の場合は農繁期と農閑期というものがあります。農繁期とは、農家の仕事が始まり忙しい時期のことをいい、農閑期とは、農家の仕事がなく暇な時期のことをいいます。

わが家の場合は、玉ねぎの種撒きのために2月中旬から動き出し始め、11月に最後の作物であるビートの出荷をしてすべての仕事を終えます。これが終わると農閑期に入るのですが冬場は寒く、雪も降るのでやることがなくなります。

そして、この農閑期の過ごし方は人によって違います。農繁期の間は曜日に関係なく、朝早くから暗くなるまで働きづめになるので、農閑期は家でゆっくりして過ごす人もいます。他には、冬場の時間があるときも収入を増やすためにこの時期だけのアルバイトをする人もいます。

また、農協を通して作物を売っている農家が多く、冬場の時間がある時は農協を通していろんな研修のお知らせがきます。農協で研修することもあれば、県外での研修があることもあります。

わたしの夫は、冬場はそういった研修に参加したり、農閑期だけに限らず普段から時間を見つけては、自分で農業に関する勉強をしたり、資格取得を目指して勉強したりと忙しく過ごしています。

地域との関わり

乾杯している人々の手

地域によると思いますが、農業が盛んな土地では地域の中でも農家をやっている家が多いと思います。わたしが住んでいる地域も周りは農家が多く、畑作や稲作、畜産をやっているところもあります。

先ほども少し触れましたが、農協を通して作物を出荷する農家が多いです。農協を通すことで、肥料や農薬、資材などが必要なときに農協に伝えれば購入して届けてくれたりします。

また、農協の組合に加入していることによりそれぞれの作物の組合があったり、地域の組合などがあったりします。その組合ごとに集会が開かれることも多く、地域の組合では役員を決めたり、行事について話し合ったり、決算報告をしたりします。

作物の組合では、情報の共有をしたり、共同で持っている機械の使う順番やメンテナンスについて、そして新しい品種や肥料などを試験したりすることについて話し合ったりしています。

そういった集会が多く、作物によっては共同で収穫するものもあるので、それが終われば打ち上げもあります。今はコロナの影響でめっきり減りましたが、例年はかなりの頻度でこの集会と打ち上げが行われていました。

他にも、農協や農業改良普及センターなどの関係機関から、作物の病気に関してや肥料のやり方、播種(種まき)のやり方などの必要な技術情報や新しい情報などをFAXや書類で教えてもらうことも多いです。

農家は自営業ですが、そういった組合に加入することで、都会で暮らすよりも農協や農家同士、地域との繫がりが強いなぁと感じています。

自分なりの時間の使い方ができる

開かれたノートと本

農家は1年の中で2〜3ヶ月農閑期があるので、その時間を本業の仕事以外に使えます。そんなことは、普通正社員の仕事をしていたらなかなかないですよね。その時間をアルバイトをしたり、勉強をしたりと自分なりの時間の使い方ができるのは農家のメリットなのかなと思います。

夫は今は義父と一緒にやっているので自分一人でやっているわけではありませんが、農家の仕事は毎日、何時から何時までときっちり働く時間が決まっているわけではありません。

その日のやる作業の内容によって朝早くから仕事を始めたり、天気が悪く、雨が降ったら畑に入れないので休みになったりもします。

やる作業によっては、風向きや風の有無など細かい自然条件に合わせて早朝や夕方にやるなど臨機応変に考えなければなりません。そういった作物の状態や天候によって経験をもとに仕事をしていくのが農家の仕事なのかなと思います。

そして、時間をうまく使って作業を前倒しで進めることができるとその分、時間に余裕ができます。時間に余裕ができると、さらにやる作業を前倒しして数日巻いて終わらせることができたり、その分休める時間や休日が増えたりします。

早朝に仕事を始めたり、お昼休憩を短くしたり、何でも早め早めに作業を進めておくことで時間に余裕ができて、その増えた時間を夫は自分の時間に使ったり、家族との時間に使っています。

そんな風に自分で時間の使い方を工夫したり、調整したりすることで働き方の自由度が高くなるので夫はそれが性に合っていて楽しいようです。

自然や作物と関わる仕事の面白さ、楽しさ

緑色の麦畑と空

わたしは農家に嫁いだときには妊娠していましたが、まだお腹も大きくなく、農家の仕事に興味があったのでいろいろと手伝わせてもらいました。

トラクターやリフト、ダンプ(大きなトラック)などの運転はできないので、簡単なことしかできませんが、草抜きや収穫、選別を一緒にやらせてもらってとても楽しかったです。

農家の仕事を見るのも手伝うのも初めてだったので、「こんなに手間暇をかけていろんな作業をして作物が出来上がるんだ!」ということが知れて面白かったのです。

見たことのない機械もたくさんあって、「なるほど、こうやってるのか!」「こういう仕組みになっているのか!」と新しい機械を見つけるたびにいつも興味津々で見ています。

広い畑の中で、風に吹かれたり太陽を浴びながら作業をするのは気持ちよくて、この環境で仕事をするのが好きになりました。夏は暑い中での作業で大変ですが、やっぱり自然の中で仕事をするっていうのはいいなぁとしみじみ思います。

その後、お腹が大きくなってきてからも、できる範囲で手伝わせてもらって、去年もやった作業だと「これはこうするんだ!」と自分でも分かるのが嬉しくなりました。

その後、息子を出産し、今は息子の育児と家事、自分の副業に忙しく、農家の仕事を手伝えていませんが、また息子を子ども園に預ける時期がきたら手伝いたいなぁと思っています。

義父が数年後引退したら夫が一人で農家をすることになるので、数年内にもしかしたら、わたしもトラクターやリフト、大型のトラックの免許を取って本格的に農家を手伝う日もくるかも?!しれません。

まだまだどうなるか分かりませんが、知らないことを勉強したり、やったことのないことに挑戦したりするのが楽しいので、今後の動きに自分でもわくわくしています!

夫や息子と一緒にいろんなことに挑戦して、経験値を上げたり視野を広げたりしながら楽しんでいきたいなと思います。また、いろんな作物ができるまでの工程も紹介できたらなと思います。

次回は、「おいしい玉ねぎができるまで」ということで、玉ねぎがどうやって育てられているのかについて紹介したいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました^^ また次回もぜひ読んでもらえると嬉しいです♪

次回の記事はこちら▽

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