畑の土が硬くなっちゃった!そんなときはどうする?畑にカルチをかけよう

干ばつした土地 農業

通常は畑に作物を植える前に畑をおこして土を柔らかくします。硬い土を砕いたり、土を下から掘り起こしたりして土を柔らかくするのです。

そうすることで、苗を植えるときに苗をしっかり深くまで植えることができます。通常はそれで問題ないのですが、年によってその後に土が硬くなってしまうことがあります。

今回は、そんなときに必要なカルチの作業を紹介します!

カルチとは?

畑の土を砕く機械

カルチとは、カルチベーターといって、主にトラクターの後部に取り付けて、作物が植えられている畑の畝(うね)の間に爪状の刃を立てて牽引する作業機のことです。

畑の土を砕く機械

カルチの機械は横から見るとこんな感じ。トラクターの後部に取り付けたカルチの爪状の刃とローラーがちょうど、植えた作物と作物の間になるようにします。

カルチを牽引してタイヤの後ろにある刃で土を掘り、その部分にローラーを転がして土を鎮圧します。通常、カルチは除草のために使い、刃で土を引っ掻くことで雑草を取り除きます。

カルチを使うことで、除草剤を使わずに除草作業ができ、作物を傷つけずに作物のギリギリの部分まで除草できる優れものです。

畑の土がカチカチに!

硬くなっている畑の土

今年は苗を植えた後に強い風が吹き、土が乾燥した後にたくさん雨が降りました。そしてまた強い風が数日吹いたことが悪かったのか、畑の土がカチカチになってしまいました!

畑の土が硬くなると、作物の根が張りにくくなったり、作物の生育が悪くなったりしてしまいます。そのため、今年はカルチをかけて土を砕いて柔らかくすることにしました。

何十年も農家をやっている義父によると、カルチをかけるのは何年かぶりでカルチを買ってから使うのはまだ2回目なんだそう…。笑

それだけ、ここまで土が硬くなってしまうのは頻繁に起こることではなく、珍しいことなんだということが分かります。

ちなみに、上の写真の苗はビニールハウスで種から育てて大きくなった玉ねぎの苗です。

作物を傷つけないように注意!

両手の中で芽を出した植物

そこで、カルチをかけて土を砕きますが、作物の苗を植える前に畑をおこすのと違い、もうすでに畑には苗が植わっています。

せっかく植えた苗をカルチで踏んでしまうと苗がダメになってしまうので、カルチをかけるときは苗を踏まないように注意しながら進まなくてはいけません。

作物の間を耕している機械

トラクターに乗って進んでいくだけなので、体力のいる作業ではないのですが、広い畑を隈なく耕すには時間がかかります。

さらに、苗を踏まないように常にトラクターの前方と後方の苗を注意して見ながら進むので気を張る作業です。

種をまいた畑の場合

きれいに畝が作られた畑

ここまでは、苗を植えた畑の場合でしたが、今度は種を植えた畑の場合です。

苗で植える場合もありますが、わが家ではビートを種でまいています。今年もビートの種まきをしましたが、その畑の土も玉ねぎの畑と同様カチカチに…。

そこで、ビートの種をまいた畑の土も柔らかくするのですが、今度はクラストクラッシャーという機械を使います。

畑の土を砕く機械

こんな機械ですね。土の表面が乾燥して硬くなってしまうことをクラストといいますが、それを壊すクラッシャーでクラストクラッシャーですね。

これは、苗のように作物と作物の間の畝の土をほぐすのとは違って、種をまいた土の上からクラストクラッシャーの突起がついたローラーで踏みながら土を砕いていきます。

種をまいた土が硬くなってしまった場合、種から芽が出て地上に出ようと思っても土が硬いため芽が出にくくなってしまいます。

また、水分を多く含んだ土の表面が硬くなることで、地中の水分が蒸発できず湿度が高くなりすぎてしまうので、それを防ぐためにクラストクラッシャーをかけます。

いい作物が育ちますように

青々とした麦畑

今年はクラストに見舞われましたが、作物がちゃんと育つようにカルチやクラストクラッシャーを地道にかけて土を柔らかくしました。周りの農家さんたちもみんな同じ作業をがんばっていたようです。

作物は長い時間をかけて育てていくので、その過程で何か問題が起きると、生育がうまくいかなくなりいい実になりません。

天候や土の状態、苗や芽の状態を逐一チェックしながら、無事に育っているか、問題は起きていないか見ていきます。

畑は冬は雪で白くなり、雪が溶けると土が顔を出します。その時期は、一面畑が土の色になりますが、春前に種をまき、春になって苗を植え、今では秋にまいた麦が成長し、畑が一面緑色になっています。

青々としげった小麦畑

これが秋にまいた麦です。まだまだただの葉っぱですが、これがだんだん伸びて穂ができていきます。

葉っぱが伸びてきた小麦畑

こちらは、春に植えた麦。こっちも徐々に伸びてきました。麦には、秋にまく秋まき小麦と春にまく春まき小麦があります。植えた時期によって成長が全然違いますね。

そして、玉ねぎのまだ細く短い苗ががんばって根を張り、苗を伸ばそうとしています。種でまいた玉ねぎやビートは地上に出られるようにがんばっているところですね。

作物がどんどん成長し、夏頃にはどの畑もきれいな緑色や黄緑色になります。緑色は緑色でも作物によって色合いが違って、いろんな色の緑を楽しめます。

青々としたその景色は作物が元気に育った証です。きれいな緑に囲まれて、その中を散歩するのは気持ちがよくて、ここで暮らしている醍醐味かなぁと思います。

そして、それぞれの作物が大きく実り、収穫期になるころ、麦は黄色く穂を垂れて、一面黄金色の麦畑になります。

風に揺れて穂がなびくその景色はとってもきれいです。また秋にはそんな風景もお届けしたいと思います^^

道に咲いているたんぽぽ

今は、暖かくなってきてたんぽぽや小さな黄色や白の花が畑の周りにたくさん咲いて、とてもかわいいです。

そんな道を散歩しているとたんぽぽに集まるハチをあちこちで見かけます。そばを通ると、ブーンとこちらに飛んでくるので、毎回ビクビクしながらそそくさと通り過ぎるようにしています^^;

土から芽を出してきたアスパラガス

近くの畑では、アスパラもすくすくと育ってきました。アスパラが生えているところを見たことがあるでしょうか?

アスパラは一斉に育つのではなく、1本1本それぞれに違うペースでにょきにょきと生えてきます。しかも、収穫が手作業なので作っている農家さんはアスパラの収穫に大忙し!!

それぞれの春がやってきて、作物もこれから大きく、たくましく育ちますように。今年もいい作物が収穫できるように願いながら、これから移り変わっていく景色を楽しんでいきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました^^ またお会いしましょう♪

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

タイトルとURLをコピーしました