保護された犬を家族として迎えて始まった、犬と赤ちゃんがいる暮らし。

寝転びながら横に並んでいる赤ちゃんと犬 暮らし

前回は、「ひとつでも多くの命を助けるためにできること。ペットショップに行く前に考えてほしいこと。」という記事を書きました。保護された動物の殺処分なんていうもの自体が少しでも早くなくなることを願って、今できることを考えました。

今回は、実際に保護された犬を引き取って始まった犬との暮らしについて書いていきたいと思います。

前回の記事はこちら▽

わが家の新しい家族

かわいい子犬

もう1年半になりますが、わが家も保健所で保護されている犬を引き取って新しい家族に迎えました。そのとき、住んでいる地域の周辺で探したときは、保護されている犬がおらず、少し遠くまで会いにいきました。

そこの保健所では、その子と子猫の2匹だけ保護されていました。夫は子猫のあまりの可愛さに「子猫も引き取りたい…!」と思ったようでしたが、新しく犬を引き取ることと、わたしのお腹に赤ちゃんもいたので、今何匹も引き取ることは難しいと思い、子猫を引き取ること諦めました。

まずは、引き取る子を安心させてあげること、その後に生まれる赤ちゃんとも仲良くできるように、どちらも大切にしてあげたかったからです。子猫もとなると、そこまで一度にたくさん手をかけてあげられるか自信がありませんでした。

わたしたちが引き取った犬は、人に慣れておらず、会いに行ったときもお世話をしてくれていた保健所の女性のそばにぴったりくっついていました。わたしたちが近付こうとすると震えていて、触ることはできませんでした。

それでも、引き取りたい気持ちは変わらなかったのでその子を引き取ることに決めました。家に帰るまでの道のりが長く、慣れない車に揺られながら、どこに行くのか分からず変わっていく環境にきっと不安だったと思います。

家に着いてからも怯えた様子で、わたしたちとすごく距離を取っていました。水やドッグフードもすぐには手をつけず、敷いた毛布にも乗ることはしませんでした。

無理に近づくことはせず、少し遠くで見守っていました。本当は室内で飼いたかったのですが、当時、新しい家を建てるまでの間は義両親の家に居候させてもらっていたので、一時的に外で飼うことにしました。

避妊手術とトラブル

ソファーの上で布にくるまっている犬

散歩が好きな子だったので、引き取ってからすぐでも散歩には喜んで行っていました。毎日散歩に行って、ごはんをあげて、徐々に近付いたり触ったりできるようになってきました。

1ヶ月くらい経つと大分慣れてきて、わたしたちの前でもリラックスした様子を見せてくれるようになりました。なので、このタイミングで避妊手術をすることにしました。それはこんな理由からです。

  • 思わぬ妊娠を避ける
  • 生理トラブルをなくす
  • 発情のストレスを軽減する
  • 病気の発症リスクを下げる

発情期には食欲がなくなったり、落ち着かなさ、不安、オスに近寄りだがるなどの様子が見られます。その間、神経質になりやすく、ストレスを感じやすい子もいるので、そのストレスの軽減や想定していない妊娠を避けるためです。

また室内で飼うことになり、赤ちゃんも生まれるので生理による出血で室内が汚れないようにすること。他にも、乳腺腫瘍や子宮蓄膿症など命に関わる危険な病気の発症リスクを下げることができます。

子宮と卵巣を取ることになってしまうので、自分が妊娠していることも重ね合わせて複雑な気持ちになったり、かわいそうな気もしましたが、わたしたちが一緒に暮らしていくためには必要なことだと考えました。

わたしたちの考えで、体にメスを入れること、体の一部を取ってしまうこと、それをこの子に強いてしまうので、その分、この子の一生に責任を持って愛情を注ぎ続けること、ずっと大事にすることを強く誓いました。

そして、わが家に慣れてきたころ、避妊手術を受け、無事に帰ってきました。傷口を舐めてしまうと雑菌が入ってよくないので、舐めないようにガーゼや包帯をしていました。

ところが、翌日見ると体全体を覆っていた包帯が外れており、「おかしいな?」と思いつつ、また包帯を付け直しました。包帯は、大きな布になっており、足の部分に穴が空いていて、そこに足を通すようになっています。

なので、自然と包帯が取れてしまうようなことはありません。でも、どうやって足を抜いたのか不思議に思っていました。またその翌日も包帯が取れていて、寝ている間に包帯をとってしまっているようなのでよく見てみると、傷口がジュクジュクし、匂いを発していました。

傷口が気になって、何とか包帯を取って舐めていたようです。よくない予感がしたので、すぐに病院に連れて行き診てもらいました。やはり傷口が膿んでいて、これ以上舐めないようにしなければなりませんでした。

清潔な状態で傷口が完全に閉じて完治するまで、絶対に舐めないようにしなければならないので、消毒しガーゼを当て、エリザベズカラーと呼ばれる犬の首に巻いて付ける保護具を装着することになりました。

ただ、カラーを付けていても無理矢理まだ舐めようとして、カラーのフチが傷口に当たってしまうので再度病院へ。そして、その対処法として術後の犬用の服を着せることになりました。ピッタリとした服で足と顔、頭以外の体全体を覆います。この術後服とカラーの二段構えで傷口を保護します。

その上で、常に様子が見られるようにと義両親に相談して、わたしたちが生活している部屋の中で犬を飼うことを許可してもらいました。そこから、犬との共同生活が始まりました。

慣れない服やカラーを付けることで煩わしそうにしていたり、舐めたいのに舐められないという状態がかわいそうではありましたが、今は傷口を完治させることが第一なので我慢してもらいました。

がんばってくれたおかげで、1週間後には傷口もふさがり、抜糸と服やカラーも外すことができました!よかった!!

赤ちゃんと犬との生活

うつ伏せで寝ている裸の赤ちゃんの背中にアゴを乗せている犬

その後、4ヶ月くらいが経ったころ、わたしの赤ちゃんが生まれました。犬の方が先に家で生活していたので、後からきた赤ちゃんにわたしや夫を取られたと思って敵対視しないように工夫していました。

大きくなってきたお腹を見せながら、「ここに赤ちゃんがいるよ〜」「もうすぐ生まれるからね」「一緒に生活するからよろしくね」ということ、そして「赤ちゃんが生まれても大事だからね」ということを常々伝えるようにしていました。

保護された犬ということもあってか、警戒心が強く、人にあまり慣れていません。知らない人が来ると吠えたり、近付かれると唸ります。それもあって、わたしたち以外の人間を、新しくきた赤ちゃんを受け入れてくれるのか少し不安もありました。

そして、とうとう無事に赤ちゃんを出産。1週間の入院生活を経て、赤ちゃんとともに家に帰ってきました。「どんな反応をするかな」とドキドキしていましたが、恐る恐る近付いてきて匂いを嗅いでいました。

その時にも、「新しい家族になるからね」「これから一緒に暮らすよ〜」と改めて赤ちゃんを紹介しました。赤ちゃんが無反応なので、うなったり吠えたりすることもなく、匂いを嗅いだあとはそそくさと自分の寝床へ帰って行きました(笑)

その後も、近くにいても赤ちゃんを踏んだりすることもなく、特に赤ちゃんとのトラブルはなく一緒に暮らしていました。ただ、息子が大きくなってきて犬に興味を示すようになってから、犬を触ろうとすることが出てきました。

触ること自体は嫌がらないのですが、息子が毛を掴んで引っ張ってしまうので、それにびっくりしてからは近付かれたり、触られそうになると唸るようになってしまいました。

そして、近づきすぎると威嚇して歯をむき出しにして、一度歯が息子に当たってしまうということがありました。少し血が出たので病院にも行きましたが、破傷風の予防接種も打っていたし、犬もワクチンを打っていたので大事には至りませんでした。

犬も本気で噛もうとしたわけではなく、威嚇して「これ以上近寄らないで」とサインを出してくれているので、息子がもう少し大きくなって叩いたり、引っ張ったりしたらダメなことが分かるようになるまで、息子と犬の距離を保ちつつ見守っていこうと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました^^ また次回お会いしましょう♪

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

タイトルとURLをコピーしました