子どものイヤイヤ期は、子育てをする親御さんにとって悩みの種かも知れません。
できるだけ、子どもの意思を尊重したいけれど、何をやってもイヤイヤだと困ってしまいますよね。
そんな子育てに奮闘するママの一人として息子のイヤイヤ期の体験をレポートし、どう対応していけばいいのか考えてみたいと思います^^
イヤイヤ期

イヤイヤ期になると、子どもは自己主張が強くなり、何をするにも嫌がって泣いたり、怒ったりして手を付けられなくなってしまうことがあります。
イヤイヤ期は、大体1歳ごろから始まり2歳を迎える頃にピークを迎えると言われています。
このことから「魔の2歳」とも言われ、3歳ごろに収まる子もいれば長い子だと4〜5歳ごろまで続くこともあるそうです。
イヤイヤ期がなかったと感じる親もいて、イヤイヤ期の期間やその現れ方は子どもによってさまざまなようです。
イヤイヤ期は第一反抗期とも言われ、赤ちゃんから幼児に成長する中で、自立心や自我が芽生えてくる時期です。
自分でやろうとしてもうまくできないことや、うまく言葉で気持ちを伝えられない、まだ甘えたい気持ちなどが複雑に絡み合っています。
息子のイヤイヤ

最近始まった息子のイヤイヤはこんなものがあります。どんなものかを紹介してみたいと思います^^
自分のタイミング
息子の場合は、自分でやりたがることが増えました。「ぎゃー!」と叫んだりするようなイヤイヤは今はしませんが、これまで親がやってあげていたことを自分でしたがります。
とりわけ、多いのがタイミング。我が家では水分は水を飲ませていますが、これまではコップに入れて「はい、どうぞ」と渡すと飲んでいました。
でも、今はコップを渡しても「イヤイヤ」と首を横に振り、机に置いたコップを自分から遠ざけようと押して向こうに追いやります。ドンっと押してコップを倒してしまうことも。
でも、「分かったよ〜。じゃあ、飲まなくてもいいよ〜」と言い、机に置いておくと、しばらくした後に自分でごくごくと水を飲み始めます。
「飲むんかい!」と思わずツッコミを入れてしまいます(笑)言われて飲むのは嫌だったけど、自分のタイミングでなら飲めるんだなということが最近はよくあります。
他にも、夫が「おいで〜」と言った時や、笑わせようとしたり、遊ぼうと誘った時も、これまでなら笑って喜んでいたところが、「イヤイヤ」と首を横に振るようになりました。
それでも、気持ちが切り替わると自分から近付いて行ったり、キャッキャと喜んで一緒に遊んだりしています。
イヤイヤの時は「今じゃない」と思っているのかも知れませんね(笑)息子の中のタイミングが難しくなってきた今日この頃です。
食べ方のこだわり
他にイヤイヤとしだしたのが、ごはんを食べるときの食べさせ方です。
ごはんやおかずの入ったお皿をそのまま置いてしまうと、口いっぱいになるまで押し込んで、ウェッとなってしまうので、適量を小皿に入れてあげています。
「これがほしい」と自分でおかずを指さすようになりました。それをスプーンを使って食べたり、手づかみで食べたりしていますが、時々、突然ぐずり出します。
残り少なくなってきたので、小皿に移さずにお皿のまま渡したり、スプーンに乗せて渡していたのを、手掴みしやすいおかずだからと思って、そのまま小皿に置いたりすると、イヤイヤとします。
イヤイヤと首を横に振るだけの時もあれば、おかずやお皿を手で払いのけて床に落としてしまう時もあります。
この時は「もうっ!!」と怒りが湧いてしまいますよね。だけど、できるだけ淡々と片付け、気持ちが落ち着くまでは淡々とごはんをあげるようにしています。
息子の中で、その時々で「ちゃんと小皿に入れて!」「これはスプーンで渡して!」などのこだわりがあるかのようです。
どう対応する?

イヤイヤ期の子どもにはどう対応したらいいのでしょうか?「子どもはどんな気持ちでいるのかな?」ということを思い浮かべながら、考えてみましょう^^
子どもも戸惑っている
まだ、息子の場合はイヤイヤがそれほどひどくないので、水を飲むのを嫌がればそっとして様子をみていると、勝手に飲み出します。
ごはんを食べている時も、「こう?」とやり方を変えて、息子のやりたいようにできると落ち着いてまた食べ出します。
これが、全てイヤイヤで何をやっても「イヤ!」となる場合は途方に暮れますよね^^; 何でも「イヤ!」になってしまった時は、できるだけそっと見守るのがいいのかなと思います。
でも、仕事に行かなくちゃいけない、保育園に行かなければいけないなど、時間に制限がある時は子どもの希望に添うことは難しいですよね。
そういう場合は、半ば強引に準備して連れて行くほかないのかもしれません…。そして、また別の時間に子どもとゆっくり過ごす時間が取れるといいですね。
この子どものイヤイヤは親のエネルギーを奪っていきます。この時に、この「イヤ」をできるだけ間に受けないことが大事だと思います。
親としても「もういや…」という気持ちになってしまうかも知れませんが、子どもも発達する段階の中で、自我の芽生えとうまく言葉にできない狭間で戸惑っているのでしょうね。
この気持ちをどう表現していいか分からない、もしくは子ども自身もどうしたいのか分からないということもあるかも知れません。
時には可愛くないと思ってしまうこともあると思いますが、できるだけ感情と切り離して、子どもも成長する中で壁を乗り越えようとしてるんだなぁと思えればいいですね。
親もリフレッシュを
感情的になってしまった時は距離を取ってもいいだろうし、できるだけパートナーや家族などと協力して一人で抱え込まないことが大切です。
みんなで大変なことも共有して、分散して、たまにはいつも子どもの世話をしているママやパパにリフレッシュの時間もあげられるよう、周りにいる人が協力してあげましょう!
その分、家に帰ってきてからや休みの日など子どもとスキンシップをたくさんとったり、遊んだりして子どもと楽しく過ごせる時間も大切にしたいですね。
制限を減らす
「こうしなきゃいけない」「こうしてほしい」という制約が多ければ多いほど、子どもも親自身もしんどくなってしまいます。
イヤイヤ期はこれまでできていたことができなくなったり、言うことを聞かなくなったりするので、頭では理解していても親も葛藤すると思います。
でも、それは一時的なもので、イヤイヤ期が終わればまたひとまわり成長した子どもの姿を見せてくれるはずです。
なので、イヤイヤ期の時の「できない」ことはあまり気にせず、危険なことやどうしても譲れないこと以外は、「まぁいっか」と普段よりもルールをゆるくしてもいいんじゃないかなと思います。
部屋が汚くても、散らかっていても、ごはんをこぼされても…イライラもしてしまうと思いますが、汚れたら片付けるを淡々とこなし、ある程度、そういうものだと割り切る心も必要ですね。
そして、おもちゃにしろ、家具や家電、その他もろもろ…あまり余計なものは置かないというのもポイントかも知れません。必要最低限のものしか置かない方が家の中もスッキリします。
「触ってはいけないものに触って叱る、泣く」というループも、そもそも置かない、もしくは届くところに置かないという工夫で減らすことができます。
息子との時間

そうした自分でやりたい、自分のタイミングでやりたい、やり方にこだわることなど自己主張ができるようになってきて、これもまた成長だなぁと感じています。
息子の場合は、まだイヤイヤ期は始まったばかりで、イヤイヤする程度もまだ可愛いものだと思います。
これから言葉が少しずつ出てくると、さらに自己主張が激しくなってきて、「イヤ!」と強く訴えてきたり、何をしても「あれもこれもイヤ!」となるのかなぁと思うと少し恐ろしいですね^^;
でも、イヤイヤ期はいつまでもは続きません。イヤイヤ期も子育ても、子どもが親を求めてきたり、そばでその成長を見られる期間も人生の中で見るときっと長くないですよね。
その渦中にいるときは、「もう助けてー!」「早く終わってー!!」と思ってしまうかも知れませんが、過ぎてしまえばきっとあっという間だったと感じるのでしょうね。
そんなあっという間な子育て期間を、息子との時間を大切にして、できる限り楽しんでいきたいなと思います^^
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