「どうしたらいい?」子どもが問題を起こした時に子どもと向き合う方法

腕を組んで怒っている女の子と見守る男性 子どもの福祉

子どもが問題を起こしてしまった時、あなたはどうしますか?

子どもにどんな言葉をかけ、どう対応したらいいのか分からず、困っている人はたくさんいるのではないでしょうか?

何か言っても子どもに言葉が届かなかったり、反抗的な言葉や態度が返ってきたりするとさらにどうしていか分からなくなってしまうと思います。

そういう時にどんな言葉を子どもにかけて、どう対応していったらいいのかについて考えました。

わたしは児童養護施設に6年間勤めました。子どもたちと関わる中で、たくさんぶつかったり、怒ったり、うまくいかず困ったり悩んだりしてきました。

後になって、こういうやり方が失敗だったなぁと分かることがたくさんあります。そうした間違いや失敗を繰り返す中で、子どもたちからたくさんのことを学びました。

なので、下記に当てはまる人はぜひ最後まで読んでみてください。

こんな人に読んでほしい
  • 子どもの教育に悩んでいる人
  • 子どもが問題を起こして対応に困っている人
  • 子どもとの向き合い方が分からない人
  • 子どもが何を考えているのか分からない人
  • 子どもとの関係を改善したいと思っている人

こういった悩みを解決する手助けになることを願っています。

この記事を読むことで、改めて自分自身を振り返ったり、子どもとどう向き合っていけばいいのかヒントを見つけられると思います。

そのヒントをもとに、自分の家庭や施設の中でできることを実践してみてください。

そうすると、子どもと向き合えたり、今まで見えていなかった問題の本質を見つけて、子どもとの関係性を変えていけるんじゃないかと思います^^

子どもが問題を起こしたら?

ランドセルを背負って草原に座っている男の子

家庭や学校で子どもが問題を起こしたらどうしたらいいのでしょうか?

学校の友達やクラスメイトとトラブルになり口喧嘩で収まらず、暴力を振るってしまうこともあるかもしれません。

いじめやカンニング、万引き、飲酒、喫煙、深夜徘徊など問題にはいろいろあります。

保護者としては、まずびっくりしますよね。「まさかうちの子が…!」と信じたくない気持ちにもなりますよね。

驚きのあまり、感情的になって「なんでこんなことするの!」「信じられない!」と一方的に責めたり、怒鳴ったりしてしまう人もいることと思います。

それも保護者としての自然な感情なのかもしれません。でも、この時に大切なのは子どもを責めることでも、怒鳴ることでも、叱ることでもありません。

子どもへの聞き取りが一番最初に必要です。

子どもの話を聞く

物憂げな女の子と女性

まずは、子どもの言い分をとことん聞きましょう!

これに尽きます。どんなに悪いことをしてしまったとしても、最初に何か理由やきっかけは必ずあります。

途中で口を挟まずに、最後まで聞こう!

明確な理由がなく「ただ、なんとなく」やっただけだと話す子がいたとしても、その心の奥にはそういうことをしたくなる、もやもやの原因があるはずです。

そういう心の奥にあるものは簡単には話してくれないし、なかなか見えてきません。それでも、大人は焦らずにゆっくりじっくり話を聞きましょう。

途中で子どもを一方的に責めたり、その子の気持ちや非を決めつけてしまうと、その子は本当の気持ちを話してくれなくなります。

子どもと向き合う

手を繋いで歩いている女性と女の子

ただ聞いただけでは子どもが話してくれない時。その時は、話を聞く大人が先に心の中の気持ちを話してあげるといいかもしれません。

「こんなことになってショックだった」という正直な気持ちや「何があったのか本当のことを知りたい」ということ、「あなたのことを分かりたい」など。

いずれにしても、子ども自身と起こしてしまった問題と本気で向き合う覚悟が必要です。

そうでないと、子どもが話さないまま何となく話がうやむやになったり、子どもの偽りの言い分を都合よく解釈して問題が解決したと思ってしまいます。

本当の問題を見つける

怒った顔と傷付いたハート

どんなことをしてしまったとしても、その子どもの心の中にはモヤモヤしたものは必ずあります。

それは友人関係の中であったり、自分へのコンプレックスであったり、家庭の中の問題であったり。特に、家庭に対して何か満たされない思いを抱えていることが少なくないです。

幼い頃から親が忙しくて不在がちで寂しい思いをしていたり、「あなたはできない子」など自尊心を傷つけられる経験をしていたり。

誰かからいじめられたり、親から十分な愛情を感じることができなかったり、そういったケースが多いです。

そのくらい子どもが親からの愛情を感じることや、人から認められること自分を大切にされる経験が大切なのです。

やってしまったことは取り消せないし、時間は戻りません。でも、心の中が満たされて安定している人は、悪意のある問題を起こしたりはしません。

そういう問題を起こしてしまうということは、何か子どもの中でモヤモヤしたり苦しんでいることがあるという証拠です。

子どもが実は何に苦しんでいるのか、ここを見つけて、解決しないと本当の意味での解決にはなりません。

ここが大事!

謝罪したりして表面上解決したように見えても、本当の問題、子どもが抱えている苦しさは残ったままです。

なので、これからも子どもは苦しむし、その結果新たな問題を起こしてしまう可能性があります。

子どもへ寄り添う

寄り添っている女性と女の子

子どもが話してくれた気持ちを否定せず、寄り添いながら聞くことができたなら、それだけでも子どもの心は軽くなっているはずです。

誰でもそうですよね。心の中に溜まっていた苦しみを吐き出すことができて、それを誰かが自分のことを分かりたいという気持ちで聞いてくれたら、すごく嬉しいし、それだけで気持ちが落ち着きます。

それができたら、今後について一緒にゆっくり考えていきましょう!

子どもがもし本当の気持ちを話してくれたら、苦しんでいた原因に大人も真剣に向き合うことが大事です。

大人自身が原因となっている場合でも、自己防衛的に「わたしは悪くない」「あなたのためを思って」などと言ってはいけません。

子どもが勇気を出して話してくれたことに、大人も勇気を出して向き合わなくてはいけないからです。

自分の非を認めたくなくて自分を守ったり、自己弁護をしているうちは子どもとの問題解決にはなりません。

まず、話してくれたことに「ありがとう」という気持ちを伝え、どんな気持ちでいたのか、苦しんでいたのかを受け止めます。

苦しめていた要因が自分にあったのであれば、素直にそれを受け止めて謝ること。これは大人でも子どもでも関係ありません。誠実な気持ちと姿勢が大切です。

それから子どもや問題と向き合って、今後どうすればいいのか、どうしたいと思っているのかを子どもに聞きながら、一緒に問題解決のために考えていきましょう。

ここは時間がかかるところですが、時間がかかっても諦めず、子どもの気持ちに納得がいくまで考えることが根本的な解決に繋がります。

みんなで見守る

おんぶされている女の子と笑顔の家族

家庭では、パートナーや他の家族など子どもを一緒に育てたり、支えたりする人と情報の共有をします。

その時にも、子どもの起こした問題についてだけでなく、その原因となっていることや今後どうしていくのかといった、これからに向けた話を前向きにしていきましょう^^

ここで大事なことは、その話を聞く人が決して他人事にならないこと!

子どもを育てている母親や父親、または子どもの面倒を見ている人に「それはあなたの責任でしょ?」なんて絶対に思わないでください。

誰か一人のせいなんてことは絶対にありません!

パートナーに任せっきりであったり、実際に子どもと対応した人にだけその責任や解決を求めるのでなく、子どもについてみんなで考える一緒に見守っていく姿勢がとても大切です。

そうでないと、任されたパートナーや特定の人など、誰かが一人でその責任やプレッシャーを背負わなければいけないからです。

そうなると、「自分がなんとかしなきゃ」と考えてしまい、精神的にも余裕がなくなり、焦らずじっくり子どもの話を聞くこと、子どもの気持ちに寄り添うことなどができなくなってしまいます。

一人で子どもを完璧に育てることなんて、誰にだって無理なのです。子どもはみんなで協力して、支えあって、助け合ってこそ育てていけます。

誰もがそういう意識で周りを見ることができたら、家族や施設の中だけでなく、地域や外で見かけた見知らぬ子ども連れの親子にも優しい気持ちで見守れるのではないでしょうか。

間違うことや失敗することは子どもでも大人でも誰にだってあります。間違いや失敗をせずに成長する人はいません。

むしろ、大きく成長する人はたくさんの間違いや失敗を繰り返してそこから学んでいるのです。

なので、大事なのはここからです。何かが起こったとしても、そこからどう向き合ってどう考えるのか、その後の行動がとっても大事です。

ダメだと決めつけずに自分を理解してくれて、温かく見守ってくれる人が周りに増えることは子どもにとっても嬉しく、心強く、安心できるはずです。

最後に

繋いだ手のシルエットと夕焼けの街

大人としては、子どもに問題を起こさず、間違わずに正しい道を進んでいってほしいと考えてしまうものかもしれません。

でも、誰だって間違うことも失敗することもあって、それでいいのです。何度失敗しても、何度でも立ち上がることができれば大丈夫です。

そのためには、立ちあがろうと思えること、前向きに考えられることが大事です。その気持ちを作るのは、きっと周りにいて支えてくれる大切な人の存在です。

ちゃんと自分のことを見てくれ、応援してくれる人がいると思えたら、人は強くなれます。大変なことがあっても乗り越えようと思うことができます。

そういう心を支える存在に周りの人がなれるかどうかが重要です。

そのためにも、子どもが何か問題を起こしてしまったら以下のことを心がけましょう!

子どもが問題を起こしたら?
  • 最初に子どもの話を最後まで聞くこと
  • 本気で子どもと向き合うこと
  • 本当の問題を見つけること
  • 子どもの気持ちに寄り添うこと
  • 子どもの気持ちを理解して、みんなで見守ること

一度ではうまくいかないことも、時間がかかっても本当の気持ちが引き出せないこともあると思います。

それでも、起きた問題を解決したいから気持ちを聞かせてほしいのではなく、「あなたの気持ちが知りたい」「あなたと向き合いたい」というメッセージを伝え続けることが大切です。

それでも子どもにその言葉が届かない時は自分のことを振り返ってみましょう。

「あなたを理解したい」「あなたと向き合いたい」と言葉で言いながらも、子どもの気持ちを決めつけて話してはいないでしょうか?

子どもの顔を見ずに、時間があれば携帯を触ったり、テレビばかり見たりしていないでしょうか?

ここで例に出した言葉はそれ自体に意味があるわけではありません。自分の中から湧き出てきた言葉こそが本物であり、本心だからこそ意味があり、本心だからこそ伝わるのです。

本心でぶつからなければ、子どもはきっとその嘘を見抜きます。嘘だと思えば子どもは心を開いてくれません。

本当は思っていないくせに…

きれいな耳触りのいい言葉を言う必要はありません。一番大切なのは、自分が子どもに対して本気で向き合うこと、そして本心で話すことです。

子どものことを本気で心配したり、真剣に考えられていなければ子どもに思いは届きません。

「自分は子どものことをどう思っているのか?」

「どう向き合いたいのか?」

「どういう関係を築いていきたいのか?」

そういうことを改めてじっくり考えてみるといいと思います。

親としての立場や世間体、責任などそういったものが自分の頭の中を占めてしまっている間は、本当に子どものことを一番には考えられません。

それよりも、周りの目や人からの評価を気にしてしまって、そこをいかにうまく立ち回るかに意識が向いてしまっているからです。

今、自分を縛っているしがらみはすべて壊して、余計なものは取っ払って、何者でもない一人の人間に戻ってみてください。

そしてもう一度子どもと正面から向き合ってみると、これまでとは違うものが見えてくると思います。

簡単にはいかないことばかりですが、それでも子どもたちと一緒に心から笑って過ごせる日が来るように焦らずに、ゆっくり、腰を据えて子どもたちを見守っていきましょう^^

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