前回は、わが家の1歳4ヶ月の息子の今できることや苦手なこと、その成長について紹介しました。
今回は、子どもはひとりひとりがそれぞれのペースでゆっくり、でもしっかりと成長しているから「周りと比べる必要はないんだよ」ということについて話していきたいと思います。
前回の記事はこちら▽
成長が遅い?

特に一人目の子育てでは、すべてが初めてする経験なので、育児・成長の目安や基準が分からず「これでいいのかな?」と誰しも少なからず不安になったりするものだと思います。
近所の公園や児童館、保育園、幼稚園、小学校などで、他の保護者から話を聞いたり、他の子どもたちを見て、自分の子どもを比べてしまうこともあるかもしれません。
他の子に比べて、自分の子は成長が遅いんじゃないか、できないことが多いんじゃないかと気になってしまうこともありますよね。
小さいころは特に成長が早く、数ヶ月の違いでもできること、できないことがあります。実際に、わが子も徐々にできるようになることもあれば、ある日突然できるようになることもあります。
大人の目には、目に見える大きな変化しか映らなくても、子どもたちにとっては、毎日いろんな刺激があり、ものすごい勢いでいろんなことを吸収し、目まぐるしく変化しているのかもしれませんね。
成長のペースは十人十色

わが家の息子は2月生まれなので早生まれです。短い期間で急成長する小さい時期では、1年違えばできることも大きく違いますよね。
早生まれだと小学校に入学してから、遅生まれの子に比べて成長が遅く、周りができていてもわが子はできないことも多く、付いていけるか心配…という人もいるかもしれません。
でも、早生まれだから遅生まれの子に比べて成長が遅いこと、できることが少ないことは当たり前ですよね。
その数ヶ月〜1年近くの時間分、遅生まれの子は早生まれの子よりも多くを経験しています。その経験分、まだ時間が足りないのだとしたら、焦らず、待っていればできるようになります。
日本の家庭では、子どもの成長や学力を平均かそれ以上であることを求めてしまいがちですが、平均というのは全体を足して人数で割っただけの数字です。足して割ったらこうなったよ、と。
あくまでデータなだけで、必ずしもそのラインにいる必要はないんじゃないかなと思います。子どもにも好きなものや得意なもの、嫌いなものや苦手なものがあって当たり前ですよね。
子どもも大人も十人十色。外見や内面、性格も成長もそれぞれ自分のペースでいいですよね。
最低限必要な学力はつける必要があるかもしれませんが、それ以上はより好きなものや得意なものをやりたいようにやって伸ばしてあげられるといいのかなと思います。
「大丈夫」の精神で見守る

さらに、子どもの成長は一方向ではないそうです。何かできるようになっても、できなくなったり、またできるようになったり。進んだり、戻ったりしながら成長していくのだそうです。
歯磨きやトイレトレーニング、一人で寝たり、自分でごはんを食べたり…成長の過程でいろんな初めてがあり、習得していくものがあります。
例え、そのとき周りと比べて、周りの子どもたちよりも成長が遅れていたりしたとしても、いつかは必ずできるようになります。
今、できないこともおそらくは1年後には大体できるようになっていますよね。どんなに手のかかるわんぱくな子どもでも、いつかは小学生になり、中学生になり、高校生になり、自分の望む進路に進み、大人になります。
働いたり、結婚したり、子どもの親になったり、いい年齢のおじさん、おばさんにもなります(笑)
だから、大丈夫です。今悩んでいることもいつかはできるようになります。子どもが成長していく、大人になっていく大きなビジョンで見たとき、今の「できない」ことはきっと大したことではありません。
「今」の子育てに一生懸命になっていればいるほど、今しか見えなくなってしまいますが、どーんと構えて、広く先を見据えて「大丈夫、大丈夫」の精神でいいんじゃないでしょうか^^
子どもとしても、親が「もっとできるようにならないと!」と言っているより、「今できなくても大丈夫だよ」と言ってくれると安心しますよね。
安心して、「自分はこれでいいんだ」と自信を持って自分のペースで歩いていくことができます。
どんなに成長がゆっくりでも、わたしもあなたもちゃんと大人になっています。赤ちゃんだった誰もが大人になり、働いたり、親になったり、高齢になって、いつかは生涯を終えていきます。
その一度しかない人生の中で考えると、子どもの間にのびのびと遊んで、いろんなことに挑戦して、いろんな失敗や成功体験をすること。
そして、自分の「好き!」や「やりたい!」と思えることをたくさん見つけられることが、その後の人生を豊かにするんじゃないかなと思います。
親はいつでも、子どもの味方でいて、一番の応援団でいたいですね。小さな子どもたちは今は転んだら泣いて大人に助けてもらったり、抱っこしてもらい、安心してからまた遊びだします。
そんな子どもたちもいずれは走って転んでも、自分の力で立ち上がってまた駆け出すようになります。
ときには見ているだけでは歯がゆく、手助けしてあげたいと思うこともあるかもしれませんが、子どもを信じてそっと見守ることも大事な大人の役目なのかなと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました^^(ぺこり)
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