献血したいのにできない理由とは?献血へのハードルを下げるために

小さな地球を握り締めながら献血している人 体のこと

あなたは献血をしたことがあるでしょうか?一度もしたことのないという人もいれば、頻繁に献血をしているという人もいますよね。

献血とはなぜ必要なのでしょうか?また、十分な輸血用の血液の在庫を確保するためにはどれだけの人の献血が必要とされているのでしょうか。

また、「献血したいのにできない…」そんな人もいます。何がそのハードルになっているのかについて考えていきたいと思います。

献血

献血をしている人

病気や怪我をしたり、手術などをする際にその命を助けるために輸血が必要になることがあります。

しかし、血液は成分によりますが長期保存ができません。保存期間は採血してから、赤血球は21日間、血小板は4日間、血漿は凍らせて1年間です。

そのため、毎日、全国で13000人の献血が必要になります。しかし、今は感染症流行の状況もあり、献血協力者が激減しており、深刻な状態になっています。

今、健康な人でもいつ輸血が必要な状況になるかは分かりません。もしくは、家族や大切な人が輸血が必要な状態になってしまうかもしれませんよね。

健康体で献血に協力できる人は、可能な限り献血に協力し、今、血液を必要としている人に届けられるようにしたいですね。

そのためには、多くの人の善意と協力が必要です。しかし、協力したくてもできないハードルになってしまっているものがあります。

ハードル1 体重

体重計に乗っている人の足

献血をするには、献血する人の体重から決められた量の血液量しか採血することができません。

一般的に多いのは400ml献血で、400ml献血をするためには男女とも50kg以上の体重が必要です。

これは、献血する人の健康を守るためのものであり、体内の15%以内の血液が失われても健康に問題がないとされているからです。

体内の血液の15%というと、厳密には体重が50kgを切っていても400ml採血することができるのですが、献血者の健康を守るために厳しい条件が決められているようです。

50kgに満たない体重の人は200ml献血や成分献血を受けることができますが、200ml献血は減ってきており、成分献血はどこでも受けられるわけではありません。

200ml献血だと、輸血する際により多くの人からの血液が必要となり、輸血を受けた人の副作用の発生リスクが高くなってしまうためです。

成分献血は、献血バスでは実施していない都道府県が多く、近くに献血ルームがなく、献血バスでないと献血ができないという人は受けることができません。

ハードル2 子ども連れ

赤ちゃんを抱っこしている女性

献血をする意思があって、体重に問題がなくても、小さな子ども連れで協力が難しいという問題もあります。

献血ルームにはキッズスペースがあることが多いようですが、採血室には子どもは入ることができません。

採血する間、他に子どもを見ていてくれる家族や連れがおらず、子どもを見ることができるスタッフもいない献血ルーム、または献血バスでは子ども連れで参加できません。

子どもが一人で待つことができる場合は、子どもに「ちょっと待っていてね」と伝えて待っていてもらえばいいかもしれません。

中には、献血する間、子どもを見てくれる託児サービスがある献血ルームもあるようです。それはとても助かりますが、そういったサービスがある場所ばかりではありません。

ハードル3 献血バス

建物の前に止まっている2台の献血バス

住んでいる地域の近くに献血ルームがなく、決まった日時に訪れる献血バスでしか献血に協力できないという人もいます。

その場合、決まった日時に予定が入っていたり、仕事が入っているとそれだけで献血をすることができません。

また、献血バスではそばでじっと待っていられる子ども以外では、子ども連れでの献血は難しいと思います。

また、成分献血などは献血バスではやっていないことが多いので、体重が50kg以下の人は献血することができません。

必要な血液を確保するために

ハートを包みこんでいる小さな手

輸血を必要としている人に血液を届けるために、今献血することができる人が献血に協力する。

そのことで救える命もあるのだと思います。逆に言えば、その血液が足りないことで救えない命があったり、後遺症が残ってしまうこともあるのかもしれません。

献血はするもしないもその人次第です。やらなければいけない義務はありません。

でも、血液が足りずに困っている人がいるとしたら、それが知らないどこかの誰かでも、今、健康で血液を分けられる人がそれぞれ少しずつ協力するだけで世界は変わるのだと思います。

自分が何か困ったときは人に助けてもらうように、人が困っているときには「自分が助けよう!」と思える人が増えると世界は今よりも少し優しくなるはずです。 

そのためにも、献血とはどういうものか?ということやその必要性、協力することを家庭や学校でも、もっと話題に取り上げていけたらいいなと思います。

また、献血したいという人が協力しやすいように、地方にも献血ルームを作ったり、献血バスの頻度を増やしてもらいたいです。

都会では、献血ルームの数もたくさんあったり、託児サービスを始めていたり、とても快適に過ごせるように工夫がされています。

地方で献血する人が少ないと、献血ルームを作ることや、献血バスの本数を増やすことも難しいのかもしれません。

しかし、血液が足りないからこそ、献血者が増えるような工夫が地方にも必要なのではないかなと思います。

また、体重が50kg以下で近くに献血ルームがない人でも協力できるように、成分献血のできる献血バスを増やすことも検討してもらえれば嬉しいです。

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