<青年海外協力隊>アフリカ・ガボンの孤児院でやってみたこと

アフリカのサバンナ 青年海外協力隊

わたしは青年海外協力隊として、発展途上国であるアフリカのガボンに派遣されました。今回は、わたしの配属先である孤児院でやってみたことについて紹介したいと思います。

前回、紹介した「発展途上国での生活ってどんなもの?」に関してはこちら↓↓

<青年海外協力隊>アフリカ・ガボンに派遣!発展途上国の生活はどんなもの?
青年海外協力隊に応募、そして合格し、派遣前訓練での語学訓練を経て、いよいよ発展途上国での生活が始まります。発展途上国で...

配属された孤児院

アフリカの小さな子どもたち

ガボンには、図工や体育などの情操教育がありません。わたしは、孤児院に行き子どもたちに情操教育を行うという目的で派遣されました。

日本では信じられませんが、人身売買される子どもたちが今でも数多くいるのです。この孤児院では、他国からの人身売買や親からの虐待、育児放棄などの理由で保護された子どもたちが生活していました。

<食堂前の広場>

アフリカの孤児院

子どもたちの食事を作っている厨房と食堂の建物です。奥にはグラウンドのような広場もあります。

<女子の居住スペース前の広場>

アフリカの孤児院

女児の居室とシャワー、トイレがある建物です。この向かいには、男児の居室の建物があります。この敷地内を子どもたちは裸足で元気に走り回ります。

人身売買という理由で保護された為、ガボン国籍ではない子どもたちも多く、他国籍の子どもは現地の学校に行けないということで、一日中、施設にいて、洗濯や水汲み、年下の子の世話など職員の手伝いをしてします。

その孤児院で働いているスタッフは多くいますが、あまり子どもの世話をする人はいません。サボっているというよりも、そういう国民性のようです。

日本人のように毎日、せっせと働くのではなく、ゆっくりと出勤し、同僚たちと座ってお喋りをして過ごす。その中で、幼児さんのオムツを替えたり、お風呂にいれたりなどをして、時間がきたら帰る…という感じです。

唯一、孤児院内の園内保育では、毎日ではないけれど幼児さん向けに体を使った遊びやアルファベットの勉強などが行われていました。

<幼児さん向けの体を使った遊び>

体操をするアフリカの女性と小さな子どもたち

両手を合わせて上に伸びて~

体操をするアフリカの女性と小さな子どもたち

その手を前に~

体操をするアフリカの女性と小さな子どもたち

くるんと回って両手を広げる~

先生の真似をして踊る子どもたちがとってもかわいい^^

数字やアルファベットを使ったゲーム

カラフルなアルファベット

学校に行けていない子どもたちの中には情操教育どころか、単純な計算やアルファベットも分からないという子もいました。

そこでわたしは、数字やアルファベットに親しんでもらう為、数字やアルファベットを使ったゲームをしたり、簡単な算数(足し算や引き算、かけ算、割り算など)をしました。

<数を数える遊び>

計算ゲームをするアフリカの女の子たち

カラフルなストローを切って棒にし、その棒を言われた数だけ早く集めるゲームをしました。

負けると悔しそうでしたがゲームなので楽しんでやっていました。ただ計算する力に差があって毎回負ける子、毎回勝つ子ができてしまっていたので、その辺のバランスは考えた方が良さそうでした。

<数字カードを使った計算>

数字カードで遊ぶ女の子

式をこちらで作って問題を出したり、自分で式を作って計算したりしていました。

<アルファベットを使ったゲーム>

アルファベットを使ったゲームをするアフリカの女の子たち

読み上げられたアルファベットを誰が早く取ることができるかを競いました。日本でいうかるたみたいな感じですね。結構、白熱しました^^

<アルファベットを使ったゲーム2>

アルファベットを使ったゲームをするアフリカの女の子たち

作ったアルファベットのカードを使ってスタッフが新たな遊びを始めました。どういうルールなのかイマイチよく分かりませんでしたが^^;

<授業風景>

授業を受けるアフリカの女の子たち

この日は珍しくスタッフによる授業が行われていました。ふんぞり返って座っている子もいましたが(笑)みんな黙って話を聞いていました。

日本の遊び

折り紙で作った飾り

また、日本の遊びを知ってもらおうと、折り紙や縄跳び、手遊び、日本から持って来たコマや福笑いなども日本の遊びとして紹介し、一緒に遊びました。

<切り紙でお花を作る>

切り紙をするアフリカの女の子たち

ハサミを使う機会があまりないのか、みんな線通りに切るというのが難しそうでした。

切り紙をするアフリカの女の子たち

指先を使う細かい作業は慣れていなくて、「端を揃える」のも難しい…けど頑張りました!

切り紙を作ったアフリカの女の子たち

出来た!カメラを向けると笑顔が消えます(笑)

<切り紙パート2>

切り紙を作るアフリカの女の子

この子はとても手先が器用で何でも上手に出来ていました。

切り紙を作ったアフリカの女の子たち

こちらも完成!

<福笑いに挑戦!>

福笑いをするアフリカの女の子たち

ルールを理解して楽しんでました。ただ、おかめさんの顔があまりにもアフリカ人離れしてるので、アフリカ人バージョンを手作りしても良かったかな。

<コマ回し>

コマを回すアフリカの女の子

「こま」という存在はこちらにもあるのか、スタッフは何となく知っているようでした。見本を見せると小さい子でも上手に回せています。

<大繩飛び>

大縄跳びをするアフリカの女の子たち

大繩はこちらの文化でもあるようで、みんなやり方を知っていて楽々と跳んでいました。

<ゴム飛び>

ゴム飛びをするアフリカの女の子たち

ゴム飛びも日本だけでなく、ガボンでもある遊びのようで子どもたちは慣れた様子で遊んでいました。

<幼児さんと縄で遊ぶ>

縄で遊ぶアフリカの小さい子どもたち

幼児さんは、縄でにょろにょろへびを作ってその上をぴょん!

<手押し車で競争!>

手押し車で競争するアフリカの子どもたち

やったことがないから、見よう見真似で変な持ち方ですが(笑)楽しそうに走っています^^

<折り紙で飾り付け作り>

折り紙で飾りを作っているアフリカの女性

園内保育のスタッフと一緒に折り紙で飾り付けを作りました。細かい作業に少し苦戦しながらも完成すると喜んでいました。

折り紙の飾りを手に微笑むアフリカの女性

完成!

折り紙とフラワーぺーパーで作った飾り

ペーパーフラワーのようなお花はここのスタッフが作った飾りで、「こんなのも作れるのよ~」と見せてくれました。

<切り紙の作り方>

切り紙の作り方
切り紙の作り方

この飾りの作り方を後から見ても分かるように、折り方の説明書をフランス語で作ってみました。

<手裏剣の作り方>

折り紙の手裏剣の作り方
折り紙の手裏剣の作り方

手裏剣の折り方の説明書も作ってみました。実際に、この紙が活用されるがどうかは怪しいですが^^;

畑で作物を作る

畑に植えられたトウモロコシ

他には、敷地内に使ってない畑を発見したのでそこを耕し、種を蒔いて、水をやり、作物を育ててみることにしました。

<畑を耕す>

畑を耕すアフリカの子どもたち

長い間、使われていなかったようで雑草が生え、土がカチカチに固まっていて土をほぐすのに一苦労!

<草を取り除く>

畑の草を抜くアフリカの人々

みんなで手分けして耕したところの草抜き。

畑の草を抜くアフリカの子どもたち

「なんだ、なんだ?」とみんな集まって来て、小さい子もお手伝いしてくれました。

<まだまだ耕す!>

畑を耕すアフリカの子どもたち

土が固くて時間がかかかったけど、みんなで順番に耕しました。

<小さい子も頑張る!>

畑を耕すアフリカの子どもたち

小さい子もやりたそうだったので、この日は小さい子のみでやりました。前回は耕すのは大人や大きい子の仕事だったので、張り切ってクワで耕してくれました。

<土をならす>

畑の土を馴らすアフリカの男性

耕して草抜きをして、でこぼこになった地面を馴らします。

<種まき>

種まきの写真を撮るのを忘れてしまいましたが^^;少人数で野菜の種まきをしました。

<水やり>

畑に水をやるアフリカの小さな女の子

早く芽が出ないかなぁ~

畑に水をやるアフリカの小さな男の子

じょうろが大きかったので、この子は持っていたペットボトルで水やりをしてくれました。

畑に水をやるアフリカの男の子

この子は知的障害のある子で、何かやっていると近くにやってきて見ているのでお手伝いをお願いしてみました。上手にやってくれています。

<少しだけ芽が出た!>

畑に出た芽

土の状態や肥料の問題、植え方など素人がやっただけなので、いろいろと課題があったと思いますが、少しだけ芽が出ました!逆に言うと、ほとんど芽が出ませんでした…

ゴミ拾いで敷地内を掃除

捨てられたゴミとアフリカの子どもたち

そして、敷地内にはたくさんゴミが落ちていて、それが当たり前のような状態になっていました。現地の大人がゴミを拾わないので、子どもたちもゴミ拾いをする習慣はありません。

そこで、ゴミ袋を片手にゴミを拾いながら歩いていると子どもたちも遊び感覚で一緒にゴミ拾いをしてくれるようになりました。

<ゴミ拾い>

ゴミを拾うアフリカの女の子

大きなゴミを発見!

溝に落ちているゴミ

敷地内にはゴミがいっぱい。

トングでゴミを拾うアフリカの女の子

大人がやっているのを見て真似してトングを使ってゴミ拾い。難しいなぁ~

フォークでゴミを拾うアフリカの小さな男の子

この子はフォークで刺しながら拾ってくれてました(笑)

フォークでゴミを拾うアフリカの小さな男の子

よいしょっと。

大きなゴミ袋を頭に乗せて運ぶアフリカの女の子

「見て見て~。こんなに大きなのも持てるよ!」この子はとっても頑張り屋さん。いつもありがとう^^

ゴミを拾うアフリカの男の子たち

男の子も手伝ってくれました。

ゴミ袋を運ぶアフリカの子どもたち

ゴミ袋がこんなにいっぱい!

パンを片手にゴミを拾うアフリカの少年

知的障害のあるこの子もパンを片手に拾ってくれました。

ゴミを拾って綺麗になった地面

みんなで頑張ってゴミを拾った場所は綺麗になりました!が、またしばらくするとあちらこちらにゴミが溜まってしまいます^^;

ゴミを拾う習慣のないこの場所で、みんなが敷地内を綺麗に保とうと思えるようになるにはたくさんの時間と労力が必要です。

身体障害のある子に対するリハビリ

リハビリを受けるアフリカの男の子

また、身体障害や知的障害のある子どもたちもいて、その中で身体障害のある子どもに対し、リハビリも行いました。これは、作業療法士の隊員が自分の活動もある中、時間を割いてリハビリをしに来てくれていたのです。

寝たきりの状態の子や下半身を動かすことが出来ない子に対し、少しでも体が動くように、これ以上、動きにくくなってしまった関節が固まってしまわないようにリハビリを続けてくれました。

<リハビリ1>

リハビリを受けるアフリカの小さな女の子

この子はこの施設に来たばかりでまだ慣れておらず、触ろうとするといやいやとしていました。

<リハビリ2>

リハビリを受けるアフリカの少年

この子は全身、自分の意思で動かすことが出来ず寝たきりになっています。眼球と口だけ自分で動かすことが出来ます。首や手足の関節などをゆっくり動かしてリハビリしています。

その隊員のおかげで、リハビリのやり方を教わって、リハビリを行ってくれるスタッフも出てきました。また、通っていると、姿を見た幼児さんや知的障害のある子どもたちが近づいてきてくれるようになりました。

<現地スタッフによるリハビリ1>

アフリカの男性からリハビリを受ける少年

先程の寝たきりの子のリハビリ。支えて補助してあげると少しずつ歩けます。

<現地スタッフによるリハビリ2>

アフリカの男性からリハビリを受ける小さな女の子

先程の泣いていた女の子の足のリハビリ。少しずつ慣れてきたのと、やはり日本人でなく現地のスタッフだと安心するのか泣かずにリハビリを受けていました。

その後、しばらくリハビリを続けていると私たちにも慣れて泣かずにリハビリを受けられるようになりました。

わたしがこの孤児院でやってみたこと、協力してやってもらったことは大体こんな感じです。その中で、「自分にできることって何だろう…?」と葛藤するようになりました。その内容はこちら↓↓

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