<青年海外協力隊>アフリカ・ガボンに派遣!発展途上国の生活はどんなもの?

アフリカのガボンの町 青年海外協力隊

青年海外協力隊に応募、そして合格し、派遣前訓練での語学訓練を経て、いよいよ発展途上国での生活が始まります。発展途上国での生活とは、どんなものなのでしょうか?写真付きで紹介していきたいと思います。

前回は「青年海外協力隊って何だろう?」ということに関して紹介しました。青年海外協力隊ってどんなものか分からないという人はこちらを先に読んでみてください^^↓↓

<実体験を紹介>青年海外協力隊って何だろう?
青年海外協力隊って聞いたことがあるでしょうか?駅や電車内の広告で見かけたことがある人もいるかも知れません。わた...

ガボンでの生活環境

海外の街並み

わたしが派遣されたのは中央アフリカのガボン共和国です。国によって、治安や環境は変わると思いますが、ここではガボンでのことを話したいと思います。

ガボンは国土の8割が森林地帯で木材と石油の輸出が盛んな国です。わたしは、ガボンの首都であるリーブルビルに派遣されたのですが、首都はとっても都会でした!

発展途上国というと、どの国もあまり物資がなく、井戸を掘ったりしている砂地のような場所のイメージがあるかも知れません。

しかし、実際は大きな道路が走っていたり、大きなビルが建っていたり、Wi-Fiも(!)使えたりして、あまり途上国という感じはしませんでした。

ただ、地方に行けば行くほど未舗装の道が出てきたり、家の作りも豪華なお屋敷みたいな家もあれば、コンクリートのレンガを積み上げたような家もあり、貧富の差が大きいことが見えてきます。

大通り沿いには海が広がっており、綺麗な海ではないですが遠目から見る分にはいい景色です。

海辺のヤシの木

海沿いにはヤシの木がいっぱい。ヤシの木の下でココナッツも売っていて、その場で割ってもらってココナッツジュースが飲めます。

夕暮れの海辺を走るランナー

土日にはみんなが海に集まりエクササイズをしたりして賑わいます。夕日とランナーが良い感じ。

ガボンでの交通・治安状況

タクシーバスに乗る人々

移動手段は主にタクシーかバスです。タクシーは、タクシー乗り場にたくさん人が待っているのですが、日本みたいに順番に並んで先に待っている人から乗っていくわけではありません。

止まったタクシーに向かってみんな口々に何か言っています。それを聞いて、タクシーの運転手さんが「あなた乗っていいよ」と指名し、選ばれた人は乗ることができます。

みんなが何を言っているのかというと、「どこまで、いくら払うか」を言っているんです。どこに行くのにいくらかかるのか決まっているわけではなく、乗客が交渉するんです。

つまり、乗客が交渉した場所と値段を聞いて、交渉成立した人を運転手が指名して乗せるというシステムなんです。日本では考えられないですね。

自家用車は高級品なので、タクシーを移動手段とする人が多いため、タクシーに乗りたい人はたくさんいます。なので、運転手は乗客を選ぶことが出来るのです。

しかも、現地の人たちはものすごい速さで自分の行きたい場所と値段を言っていきます。10人いたら、10人がそれを口々に言っていくのでそれを全部聞き取れる運転手さんもすごい。

そんなタクシー争奪戦に入っていけるのか…かなり不安でしたが、遠慮していても乗れません。「やるしかない!」ということで頑張りました。

<タクシーを止める>

タクシーを止める女性

乗りたい人数を指で表しています。

<値段交渉>

タクシーの運転手と値段交渉する女性

止まってくれたら、何人でどこまでいくら出すか伝えて交渉します。幸い、現地の人は日本人はお金持ちだという認識があるのでタクシー自体は結構すぐに止まってくれます。

タクシー乗り場というのがしっかり決まっているわけではないので、ヒッチハイクみたいにまずは車を止めることから始めることも少なくありません。

あとは、運転手が納得する金額が出せるかと、基本的に相乗りタクシーなので、他の乗客と行きたい方向が同じじゃないと乗れない場合もあります。

普通のタクシーに、助手席に1人、後部座席に3人、最大4人乗り合わせます。知らない人とぎゅうぎゅう詰めで乗り合わせること、これ自体が日本ではほとんどありませんよね。

しかも、これが現地の人と、となるとちょっと怖いです。もちろん、悪い人ばかりではないし、実際にわたしはガボンで暮らした1年間で犯罪に巻き込まれたことはありません。

人懐っこく話してくれる人も多いし、優しい人もたくさんいました。しかし、反面、お金がなくて日本人を狙っている人はいます。

タクシーで乗り合わせた人たちと運転手がグルで財布をすられたり、路上でひったくりに遭ったり、金品目的で住居に侵入されたり…ということが実際にあります。

だから、優しそうに見えても、誰に狙われているか分からないということは常に考えて、警戒しなくてはいけません。

ある時、タクシーに乗っていたら、わたしが座っている座席の窓とドアのカギを運転手さんが閉め、「車が止まった瞬間に突然、窓やドアから鞄をひったくられることがあるから気を付けなきゃいけないよ」と教えてくれました。

また、座席に座っている時も「鞄もしっかり抱えるようにして持って」と助言してくれました。騙す人は騙すけど、助けてくれる人は助けてくれる、発展途上国かどうかは関係なく、これはどこに行っても同じなんだなと思いました。

バスはハイエースみたいな大きさで、そこに何十人とぎゅうぎゅう詰めになるほど人が乗ります。タクシーよりも安いため、たくさん人を乗せるのです。

バスは行き先が決まっていて、同じ方向に行くなら乗ることが出来ます。値段も決まっていて指定された金額を払います。

タクシーもバスもボロボロで、日本なら確実に車検に通らないような車ばかり。窓が壊れて開かなかったり、ドアのノブがなかったり、窓ガラスがひび割れていたり…。

途中からもう慣れましたが、最初は「これ、乗ってて大丈夫?!」と不安になりました(笑)

走れはするものの、途中で車が故障…という事態にはたまに遭遇します。しかし、幸いわたしは車の故障による事故には遭わずに済みました。

慣れてしまえば、ボロボロの車が「いつものこと」という感覚になってしまうのだから慣れってすごいです^^;

そこら中の車にはTOYOTAと書かれていて、やっぱり日本のTOYOTAはアフリカにも広がっててすごい!…んだけど、明らかにペンキで書いたであろうTOYOTAの車もめちゃくちゃ目にしました(笑)

それがまかり通ってしまうところがやっぱり発展途上国だなぁという感じです。

最初はハラハラドキドキ、タクシーの値段交渉も大変でしたが慣れてくると、このタクシーを止めて値段交渉をするというのも「いつものこと」になり、出来るようになりました^^

こんな経験は日本では出来ないので、これもアフリカでの生活の醍醐味かも知れません。

ボランティアが住む住居

タンザニアの家

発展途上国の家は、こんな感じのイメージがあるでしょうか?もちろん、実際にこんな住居もあると思いますが、ガボンで知っている限りではこういった住居は見かけませんでした。

青年海外協力隊はJICAによって派遣されていて、任地に行くと現地に日本人のJICAスタッフと現地人のJICAスタッフがいてあらゆる面でサポートしてくれます。

隊員が生活していけるように環境の整備をしてくれたり、生活上の困りごとや活動などの相談にも乗ってもらえます。

隊員が現地に住む間、比較的安全な場所に住めるよう、現地で家を探し、提供してくれます。その前に、派遣されてから1ヶ月は現地に慣れる為、現地の人の家にホームステイさせてもらいます。

わたしがホームステイさせてもらった家は、5人家族で3人の子どもたちがいました。パパもママも優しくて温かい人たちでしたが、慣れない環境にままならない会話、プライベートが確保出来ない生活にちょっと苦戦しました。

ホームステイしながら、現地の先生による語学の勉強をし、その後、自分の家に入居します。わたしが用意してもらった家は、長屋のような家で部屋が横に3部屋繋がった家でした。

新しく出来たばかりで、全部で5部屋あったのですが、その後全て隊員が入居し、隊員の村になりました(笑)

大家さんの趣味なのか、家と家が囲まれた壁はピンク色で、花壇にはお花も植えられていたなかなかメルヘンなお家でした。

<家の外観>

ピンクの壁の家

その家はセキュリティがしっかりしていて、敷地内にはガルディアンと言う現地人の警備員が住み込みで働いていました。敷地に入るには鍵付きの門を通る必要があり、ガルディアンの許可が必要になります。

ガルディアンはどの家にもいるわけではありませんが、そういった安全対策をした家に入居出来る場合もあります。ちなみに、うちのガルディアンは若い男性で、優しくて真面目な青年でした。

暑い時期に窓を開けっ放しで寝ていると翌日、「危ないから閉めないといけないよ」と注意してくれたり、事前に言っておかないと、知り合いを敷地内に入れることも「ダメ!」と許可が出ませんでした。

家の間取りは1LDKで、ダイニングキッチンと寝室、トイレ、シャワールームが付いています。

<キッチン>

海外のキッチン

さすが新築、綺麗です。キッチンの台は高め、横にはガス台と冷蔵庫が置いてあります。収納もたくさん!だけど、場所が高すぎたり仕切りが大きすぎたりであんまり使っていませんでした。

<リビング>

海外のリビングルーム

洗濯機にダイニングテーブルがあります。結構広くて、一人暮らしには十分の広さでした。

<寝室>

蚊帳を張った寝室

ベッドにクローゼットがあり、隣にはトイレとシャワールームがあります。ここも広々。

ベッドにはマラリアの感染を防ぐ為に、蚊帳を張って寝ていました。ちなみに、ベッドのマットレスが柔らかすぎて腰を痛め、硬めのものに買い替えました^^;

<トイレ>

海外の家のトイレ

大家さんが準備してくれた便座カバーとトイレマット付き。バラ柄とすごい柄だったけど、用意していてくれたその気持ちが有難かったな。

また、断水に備えて、空のペットボトルに水を溜めて置いていました。

<シャワールーム>

海外のシャワールーム

ガラス張りのシャワールームでした。この隣に洗面台とトイレがあります。ちゃんとお湯も出るので、水シャワーでヒヤッとせずに済みました。ほっ。

<玄関>

鉄格子の扉

防犯の為、玄関の扉は二重になっており、木製の扉の外には鉄の扉も付いています。

国にもよりますが、ガボンでは洗濯機が手に入り、お湯も出ました。別の隊員の国では、洗濯は手洗い、シャワーも水で、という生活の人もいたそうです。

他には、マラリアの予防薬を週に1度飲みます。この薬はJICAから支給してもらうのですが、結構飲み忘れるという話を聞きます。

途上国では医療体制が日本のように整っていない場所もあるし、マラリアにかかってしまうと重症化してしまう危険性があります。

なので、自分の身は自分で守れるよう、できることはしっかりしていかなくてはいけませんね。

ガボンでの食生活

散らばったタイ米

ガボンの主食はお米です。日本米とは違って、少し長細くパサパサとしたタイ米のようなお米です。油で炊いた(!)お米に鶏や魚を乗せたものがよく売られています。

少し脂っこいですが、味付けは割と美味しく、レストランや露店のようなところでよく食べていました。

<サンドイッチを売る女性>

路上でサンドイッチを売る女性

他にも、日中はフランスパンに自分の好きな具をトッピングしてくれるサンドイッチ屋さんが道のあちこちにありました。

アボカドや卵、玉ねぎ、チキン、肉そぼろのようなものなど具の種類は豊富で、安くてたくさん食べられる、しかもおいしい!ありがたい食べ物でした。

現地のごはんはおいしいですが、いつも同じものを食べていると飽きてしまうし、さすがに脂っこいので、現地で手に入る食材で自炊することが多かったです。

近くにスーパーがあり、そこでは生鮮食品以外の食品や洗剤などの日用品も幅広く手に入りました。日本のスーパーとあまり変わらない感じでとても便利でよくお世話になっていました。

スーパーでパスタやコンソメ、お米、フランスパンなどを買い、近くの八百屋さんで野菜や果物を買っていました。

また、大きなスーパーには日本米やしょうゆも日本製のものとして売られていました!(本当に日本製のものかあやしいですが。笑)

<色とりどりの野菜と果物>

アフリカの八百屋さん

野菜は人参、キャベツ、トマト、ピーマン、玉ねぎ、果物はマンゴー、バナナ、パイナップル、オレンジ、りんごなどが手に入ります。

<野菜炒めとスープ>

野菜炒めとスープ

ガボンで初めて作ったごはん。

<カレーライス>

カレーライス

日本の家族から送ってもらったカレールーを使って作りました。久しぶりのカレーの味に感動!

<クリームスパゲティ>

クリームスパゲティ

家では、パスタや炒飯、オムライス、お鍋あたりをローテーションして作っていました。

<ロールキャベツ>

ロールキャベツ

隊員仲間と作った、わたしの好きなロールキャベツ^^安定のおいしさ!

<エビマヨ>

エビマヨと揚げ物

冷凍のエビをスーパーで買って、エビマヨだって作れちゃう!

<カレーパン>

カレーパン

カレーパンにも挑戦!日本でも作ったことのないものがガボンで作れました(笑)

隊員仲間と一緒に料理をして食べるのは楽しいし、おいしい!アフリカにいても日本で食べていたような料理も意外と作れました。

<豪華なランチ>

美味しそうな洋食とワイン

ガボンに一緒に来ていた隊員仲間の奥さんに作ってもらったごはんたち。日本で慣れ親しんだ料理がたくさん!ありがたかったなぁ。

発展途上国での生活の紹介はここまでです。途上国のイメージと違うことも多々あったのではないでしょうか?わたしは、協力隊としてのガボンでの生活は環境や物資に恵まれていたなぁと振り返ってみて思います。

次回は、わたしがガボンで通っていた孤児院でのボランティア活動について紹介します♪ぜひ、読んでみてください^^↓↓

<青年海外協力隊>アフリカ・ガボンの孤児院でやってみたこと
わたしは青年海外協力隊として、発展途上国であるアフリカのガボンに派遣されました。今回は、わたしの配属先である孤児院でや...

下に関連記事もあります↓↓

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

タイトルとURLをコピーしました